日本のPCR検査数(人口比)は先進国で最下位レベルです。ニュージーランドや台湾、韓国、中国などは少数でも感染者が見つかれば大量のPCR検査と隔離を行い、感染ゼロを目指していますが、日本は「専門家」たちがPCR検査の精度が低い、徹底的な検査を行うとニセ陽性が出るのでよくない、などと言う説を流布し、政府もそうした説明に影響されて住民に対する検査は徹底されていません。例えば、2021/7/1~8/16までの、東京都(人口1400万人の検査数は計54万2781件、陽性者数11万1699件、陽性率約20.6%です。他方で、東京オリンピックの選手・関係者の数万人には世界水準の徹底した検査と隔離が行われてきました(2021/7/1~8/16までの総計で73万0979件、陽性件数204件、陽性率約0.03%)[1]。 今回はクロス表とベイズの公式に基づいて、PCR検査の精度についてやさしく学び、コロナ対策
まず、事実関係についてざっと述べておこう。TBSの生放送番組『新・情報7daysニュースキャスター』に出演した池谷裕二・東京大学薬学部教授は、PCR検査(新型コロナに感染しているか否かを診断する検査)の体制拡充に反対する趣旨の言説を展開し、その中で以下のようなグラフを示した。横軸に各国のPCR検査数(100万人あたり)、縦軸に各国の新型コロナによる死亡者数(同)をとった、国際比較のような格好のグラフだ。 このグラフを示しながら、池谷教授はまず、次のような説明を行っている。 「検査の数が増えれば増えるほど、状態が改善されるということは一切みられません。つまりですね、検査数が多ければ多い国ほど沢山のかたが亡くなっている、ということが分かるんですけれども」 このグラフを見ると確かに、検査数が増えるほど死亡者数も増えていくような傾向、つまり、検査数と死亡者数が比例しているかのような傾向が見える。池
陽性者数や陽性率(陽性/検査)だけでは、集団の感染率(感染ずみ/人口)を正しく知ることはできない。健康に以上のある人が検査に訪れる検査バイアスがあるからだ。 集団の感染率を知るためには全員検査する必要がある。PCR検査がよくなされているが、鼻の奥からの検体採取に手わざが必要で、時間もかかる。いっぽう抗体検査は血液一滴があればよく、時間もかからない。 PCR検査 イタリアの小さな村で、感染初期に全員検査したという。日本でも全員検査(に近いもの)がいくつかある。感染爆発があったところを除けば、どこも2%くらいだ。 抗体検査5月15日 モスクワ 6???/50000=0.125 4月下旬 大阪市立大学 3/312=0.010 4月28日 東京新宿立川 12/202=0.059 4月23日 ニューヨーク 4??/3000=0.139 4月7日 神戸 33/1000=0.033 4月
6. 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解等(新型コロナウイルス感染症)その2(2020/5/2) 5 では、 3月19日資料 について まとめると、専門家会議の R の推定は、そもそも使えるはずがない期間の値 を意味があるように議論するという初歩的な間違いと、どうやって計算したの か不明だがおそらく過小評価になっている、という問題があり、全く信頼でき ないものである、ということになります。 と批判しました。昨日公開された 5月1日資料 でどうなっているかを以下簡単にみていきます。 要点は、一見指摘された問題点を理解しているようにみえるのに実際には明ら かに間違った解析結果になっており、全く信頼できないことには変わりがない、 ということになります。 以下、理由を簡単にまとめます。 資料に「【図 4.東京都における実効再生産数】」なるグラフがあります。 これから、以下のように議論して
2020年4月6日に当院の新型コロナウイルス感染症に関する状況をお知らせいたしました。その後の状況変化も含めて、4月21日時点の当院の現状を、以下のとおりお知らせいたします。 1.永寿総合病院からの転院患者さんを発端とする感染 2020年3月26日にお知らせいたしました、永寿総合病院からの転院患者さんを発端として起こった特定の病棟内の院内感染(患者4名)については、患者48名、医療従事者113名を対象としてPCR検査等の迅速な接触者調査を行い、医師1名・医療スタッフ3名(いずれも無症状)の感染が確認されました。現在、すべての接触者の待機から4月21日時点で26日目となり、新たな発症者はなく感染拡大はしておりません。 2.永寿総合病院への外勤医に関する感染 永寿総合病院への外勤医99名を対象としてPCR検査を行った結果、5名の医師が陽性となりました。その後、35名を対象として3月27日から順
※記事公開後のデータ更新について 週に一度程度ですが、データを更新したチャートを筆者のブログ・サイトへ掲載しています。 東京都公式と厚労省公式で異なる死亡者数上記チャート画像をご覧ください(拡大画像はこちら)。東京都内でCOVID-19関連で亡くなった方の人数、今日(4月14日)の時点で、東京都公式の数値(42名)が厚労省公式(19名)の二倍以上なんですよね。 データはそれぞれ以下の、公式に準ずるGitHubレポジトリから取得しています。 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト 東洋経済オンライン これは一体どういうことなのでしょうか。厚労省のサイトを読むと、補足自体は以前からなされており、 「※5 都道府県から公表された死亡者数の合計は132名であるが、うち30名については個々の陽性者との突合作業中のため、計上するに至っていない。」 出典:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
Key info Date: 30 March 2020 Authors: Seth Flaxman*, Swapnil Mishra*, Axel Gandy*, H Juliette T Unwin, Helen Coupland, Thomas A Mellan, Harrison Zhu, Tresnia Berah, Jeffrey W Eaton, Pablo N P Guzman, Nora Schmit, Lucia Callizo, Kylie E C Ainslie, Marc Baguelin, Isobel Blake, Adhiratha Boonyasiri, Olivia Boyd, Lorenzo Cattarino, Constanze Ciavarella, Laura Cooper, Zulma Cucunubá, Gina Cuomo-Danne
As global communities responded to COVID-19, we heard from public health officials that the same type of aggregated, anonymized insights we use in products such as Google Maps would be helpful as they made critical decisions to combat COVID-19. These Community Mobility Reports aimed to provide insights into what changed in response to policies aimed at combating COVID-19. The reports charted movem
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