ずっと電子は素粒子(構成パーツや下部構造を持たない最小の単位)と思われてきましたが、なんとふたつのパーツに分かれることが実験で確認され、物理学者の粒子の基礎認識に見直しが迫られていますですよ。 実験では電子がふたつの別々のパーツに分かれ、それぞれ電子の異なる特性を帯びていることが分かりました。 まず1個目は「スピノン(spinon)」で、電子がコンパスの軸みたいな挙動を示す原因となるスピンの属性を持っています。 そして2個目は「オービトン(orbiton)」。電子が原子核周辺を動き続ける原因となる軌道のモーメント(軌道角運動量)の属性を持っています。 実験を行った研究員のひとり、ヨルン・ヴァンデン・ブリンク(Jeroen van den Brink)さんは「Nature」今週号掲載の実験報告でこう説明していますよ。 ある特定のマテリアル(物質)の中で電子の分離が理論上起こり得ることは前から
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