【設計しながら学ぶRTOSの基本編】第5回 TCBの具体的設計とレディキュー その2 こんにちは、南角 です。 個人的な事情で、また少し間が空いてしまいました。申し訳ありません。 最初に前回の宿題を振り返っておきましょう。 一つ目の宿題は、次に実行する命令を保持しているレジスタ(プログラムカウントレジスタPCやインストラクションポインタIPなど)と、直近の命令実行結果やCPUの状態などを保持しているプロセッサステータスレジスタPSWの二つを、なぜアトミックデータとして扱わねばならないかでした。 たとえばC言語やC++言語におけるifやwhileなどの制御構造において、ある整数変数の値が10と異なる間は何らかの動作を実行するという場合を、仮想的なアセンブラニーモニックで考えてみましょう。 元のC言語のプログラムが たとえばC言語やC++言語におけるifやwhileなどの制御構造において、ある