はじめまして。三重県の鈴鹿山脈の麓で、「子どもヤマビル研究会」という団体のコーディネーターをしている樋口大良です。 「子どもヤマビル研究会」は、自然や生き物が大好きな小中学生数名が集まって、子どもたちが主体となってヤマビルの生態を研究している団体で、毎週研究会を開いています。指導者はいなくて、全員が対等の研究者として活動しています。 今回、「ヤマケイオンライン」のコラムコーナーをお借りして、これまでヤマビルについて研究してきた成果を発表させていただきます。 登山者にとっては、苦手、嫌い、気持ち悪い、という「ヤマビル」ですが、生態を知ることで、苦手意識が少しでも減れば、いざという時にも、冷静に対処できるのではないかと思います。 「ヒルは木から落ちてくる」というウワサの真相を探る 「ヤマビルは木から落ちてこない」。この研究成果を発表したのは、2018年2月に行われた、「三重生物研究発表会」でし