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2018年10月5日のブックマーク (1件)

  • 軸上色収差: Shin's MonoBlogue

    今回はレンズの画質に関する,ちょっと細かい話です. 写真用レンズを調べていると見かける「色収差」という言葉.これは,光の色(波長)によってレンズに使われているガラスの屈折率が異なるために,色によって焦点の位置がずれる現象です.これが発生すると,白と黒だけから出来た物体を撮影しても,その境界線に緑や紫の色づきが発生します. この色収差,さらに細かく分類すると「倍率色収差」と「軸上色収差」に分かれます.倍率色収差は色によって画像の大きさが微妙に異なるという現象で,画面の中央では問題ないが,端のほうで色づきが見られる現象です.これに対して軸上色収差は,色によってピントの位置が奥行き方向にずれる現象で,これは画面の真ん中でも観察されます. 写真用レンズでは古くから,軸上色収差よりも倍率色収差のほうが目立つと言われ,倍率色収差の除去に努力が払われてきました.しかし現在のデジタルカメラでは,赤・青・緑

    軸上色収差: Shin's MonoBlogue