文部科学省が所管している緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)に関し、事実関係を以下のとおり整理しました。 →まずSPEEDIの概要について知りたい方はこちら。 福島第一原子力発電所の特定事象発生により、防災基本計画に基づき、文部科学省はSPEEDIを起動し、3月11日16時以降毎時、福島第一原子力発電所から単位放出、すなわち1ベクレルの放射性物質が放出されたと仮定した場合の周辺環境における放射性物質の大気中濃度及び空気吸収線量率の試算等を行い、現在までその結果を原子力安全委員会を含む関係機関に伝達しています。他方、今回の事故では、放出源情報のデータが原子炉施設側で得られてないため、SPEEDI本来の機能である放射性物質の拡散予測計算はできませんでした。 こうした中、3月16日以降、原子力安全委員会としては、日本原子力研究開発機構の協力を得て、周辺環境モニタリングの