自分達の運営する商業施設が夢の国であるという思い切ったウソをつきながら、涼しい顔で安からぬ入場料を要求するレジャー施設があります。この夢の国のルールでは子供だけではなく、その保護者と同年配のおっさんやおばはんも着グルミに向かって歓声をあげるのが正しい姿勢とされています。彼等が自分達の運営するランドの中で、そのルールに納得している人達を相手に不気味な世界を形成するのは彼等の勝手ですから何の問題もありません。しかし昨今のゆるキャラブームの影響で、ランドから出たら醒めるべき悪夢が外の世界まで侵蝕しつつあります。 日本以外の国では、着ぐるみを相手に喜んだりはしゃいだりするのは子供だけですし、そもそも着ぐるみというのは子供のために存在しています。しかし日本では大人であっても着ぐるみを着ぐるみとしてではなくそのキャラクターそのものとして扱います。たとえ着ぐるみの背中に金属製のチャックが見えたとしても人