2007年4月14日のブックマーク (3件)

  • メディアと障害

    精神障害者を取り巻く社会環境を論じる場合、マスコミ報道の問題点を看過することはできない。最近も民放のワイドショー番組にコメンテーターとして出演した精神科医が、ある未解決の通り魔事件の犯人像を推測する中で「犯人は統合失調症の患者ではないか」という趣旨の発言をするという「事件」が起きた。 外国のメディアにも同様の問題があるようだ。世界精神医学会(WPA)は現在、世界規模で統合失調症に対する差別・偏見除去に向けた取り組みを進めている。精神障害者が絡む事件報道の適正化はその活動の重要な柱のひとつになっている。 元WPA会長でジュネーブ大精神医学科教授のノーマン・サルトリウス氏が日で行われた座談会で「精神疾患以外の病気の患者が事件を起こしたときに、例えば『肺炎患者、母親を刺す』という見出しになりますか?」と語るのを聞いて、「メディアに対してどのような働きかけを行っていますか」と尋ねたことがある。サ

    nonoyume
    nonoyume 2007/04/14
    精神障害者と事件報道について
  • 1961年4月19日、エドウィン・O・ライシャワーハーバード大学教授、駐日大使として着任。: JIROの独断的日記ココログ版

  • 日本における精神医療関連法規の歴史1

    1.江戸期以前の精神医療関連法規 桓武天皇の時代(759年)の編纂され、わが国に伝承される最古の医学書とされる最古の医学書とされる「藥經大素」には、牛黄その他の漢方薬の薬効の中に、精神症状に関する記載がある。すなわち、この時代すでに、精神の異常が薬物による治療の対象であるといった考えが中国からわが国に伝来していた。法令中にみられる精神障害者の処遇に関する記述も、古く奈良時代以前にさかのぼるという。山崎 佐は「江戸期前日医事法制の研究」において、奈良時代以前から江戸時代に至る医療に関する法制を詳細に検討し、その中で、精神障害に関する記述にも着目し、それらの記述を原文のまま抜粋した。それによれば、702年に制定された大宝律令には、すでに、精神障害に関する記述がみられるという。大宝律令には、精神の重い障害のある者が犯した犯罪に対しては罪を減じ、その供述を証拠と認めないといった規定があった。この