新潟のうまいものといえば肉より魚――。そうイメージする人が多いようだ。たしかに村上牛のようなブランドもあるが、肉の消費量はいま一つ。そんな新潟で、肉好きが集まり、「肉を食らう」イベントがあると聞き、行ってみた。 JR新潟駅近くの繁華街にあるイベントバー。3月15日、「肉が如(ごと)く」の会場は熱気に包まれていた。40人以上の参加者が、豚や鶏のソテー、ビーフシチューといった肉料理に舌鼓を打っていた。 メインイベントはステーキの大食い競争。11人の挑戦者が、次から次へと運ばれてくるステーキを食べまくる。40分間で一番多く食べた人が優勝だ。サシが多い和牛に苦戦してフォークを口に運ぶ手が止まる挑戦者も。優勝した飲食店勤務の20代男性は1007グラムを平らげた。「普段からステーキとか600グラムぐらい食べるので」 会場の中央では、人気少女漫画「美少女戦士セーラームーン」のコスプレに、歌舞伎役者のよう