ネルソン・マンデラ氏の葬儀で、アメリカ大統領オバマ氏が弔辞を述べた際、隣にいた手話通訳者の手話がデタラメだったことが判明した。聴覚障害者団体をはじめ、世界中の批難を集めたハプニングだった。 デタラメな手話を強引に訳すと、「段ボール」とか「魚」とやっていたとのことだ。 葬儀後、手話を担当した黒人男性は、自分は統合失調症を患っており、大事な本番で症状が悪化、幻覚を見てしまうほどだったためにあのような手話になったと説明した。統合失調症は、しかし、どうやら本当のことらしい。 私個人の考えとしては、南アフリカで、ましてや世界の首脳が参列した葬儀に黒人の代表者が手話で通訳を務められる時代になったことを喜びたかったが、その後の報道によると、一躍有名になったその男性は、過去に引き起こした事件――、一九九四年の婦女暴行、九五年の窃盗、九七年の強盗、そして二〇〇三年の殺人や誘拐等々の罪で訴追されたのだという。
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