世界の珍奇な建築物や場所を撮影した代表作『奇界遺産』で知られる写真家・佐藤健寿。その独自の着眼点と抜きん出た探究心から発表される作品の数々に、今多くの人が注目するフォトグラファーの1人です。近年では、TV番組「クレイジージャーニー」への出演により、お茶の間にも広く知られる存在に。そんな佐藤健寿さんにとって、台湾は馴染み深い国の1つとして知られ、例えば、台中にあるカラフルな虹の村「彩虹眷村」を日本人に認知させた第一人者とも言われます。今回は、佐藤健寿さんと共に、高雄の奇界スポットを巡ります。 ※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。 そんな佐藤さんの一言からスタートした今回の高雄巡り。8月某日の高雄は、太陽の光がジリジリと暑く、夕方になると所々に豪雨を伴う空模様。まず、はじめに向かったのは、高雄市内から車で40分ほど離れた、大樹区の緑あふれるのどかな田舎風景の中に突如として