暴力はすべて否定されるのだろうか? 大手ゼネコンが施工管理を行う大学総合病院の建設工事が始まり、着工後1年を過ぎた頃、常駐していた職長が持病のため入院し、私が代わりに職長の任に就くことになった。 建物はA棟~E棟、さらに看護学校も有する大型総合病院。工事の進捗状況は、全体の7割程度。1日の稼働作業員は500人、職員30人という現場で、躯体工事と仕上げ工事が錯綜する大変な時期での就任だった。 そんな建設現場でのエピソードを紹介する。 【PR】高収入を目指す施工管理技士・現場監督が「派遣」を視野にいれるべき理由 大手ゼネコンの新人現場監督を教育指導するハメに 大手ゼネコンの若手現場監督であるK監督は、事ある毎に、私のもとへ質問や相談に来るようになっていた。最初のうちは、私も「まあ、若手の現場監督で、経験も少ないのだからしょうがない」と親切に、手取り足取り教えていた。 しかし、何度回数を重ねても