世界中で広く使われているオンライン情報の暗号化プログラムに深刻な欠陥が見つかり、インターネット上の個人情報が盗まれる可能性があることが分かった。 オンライン決済など個人情報を扱う世界中のウェブサイトの多くが情報流出の危険にさらされており、米金融監督当局は10日、速やかに対策を取るよう大手金融機関に指示した。 この欠陥は「ハートブリード(心臓出血)」と呼ばれ、IT大手グーグルの研究者らが7日に発見した。欠陥は2年ほど前から「オープンSSL」と呼ばれるプログラムに潜んでいたという。 このプログラムは銀行やネット通販などのサイトで使われることが多く、サーバーに保管されているパスワードやクレジットカード情報が盗まれる危険がある。サイト利用者が対策をとるのは困難で、情報流出の有無を確認することも難しい。 企業や組織は一斉に対応に乗り出し、グーグルやネット通販大手のアマゾン、交流サイトのフェイスブック