メジャーに昇格した大リーグ、レイズの松井秀喜選手は、２９日、本拠地でのホワイトソックス戦に６番・レフトで先発出場し、先制のツーランホームランを打ちました。 松井選手は、先月、レイズとマイナー契約を結び、３Ａのチームで調整を続けてきましたが、２８日にメジャーへの昇格が決まりました。 松井選手は、この日、遠征先のインディアナ州のインディアナポリスから飛行機を乗り継いでチームの本拠地フロリダ州のセントピータースバーグに入り、球場に到着しておよそ３時間後に始まった試合に６番・レフトで先発出場しました。 松井選手は最初の打席はレフトフライでしたが、４回２アウト一塁で迎えた第２打席では、初球を思い切り引っ張りライトスタンドへの先制のツーランホームランを打ち、先発起用の期待に応えました。 このあとはセカンドゴロとファーストゴロで、松井選手はこの試合４打数１安打２打点でした。 試合は、レイズの投手陣が踏ん

テレビの販売価格の大幅な下落など、家電量販店を取り巻く経営環境が厳しさを増すなか、業界大手の「ビックカメラ」は、同じ大手の「コジマ」の株式の過半数を取得し、傘下に収める方針を固めました。 関係者によりますと、ビックカメラは、コジマが実施する第三者割り当て増資を引き受ける形で、５０％を超える株式を取得し、コジマを傘下に収める方針を固めました。 ビックカメラは、去年８月期決算の売り上げが６１２１億円と業界５位で、東京や大阪など大都市圏の駅周辺などで、大規模な店舗を中心に、全国でおよそ４０店を展開しています。 一方、コジマは、去年３月期決算の売り上げが４４９４億円と業界６位で、幹線道路沿いや郊外の住宅地などで、およそ２００店を全国で展開しています。 両社の売上高の合計は１兆円規模になり、業界最大手の「ヤマダ電機」に次ぐ２位に浮上する見通しです。 両社は、今後、家電製品の仕入れや物流の共通化などを

ヨーロッパの信用不安の影響で財政再建が課題となっているハンガリーでは、政府が税収を増やすために電話の通話などに対して課税する方針を決めました。 国民の間からは、なりふりかまわない税の導入だとして反発が高まりそうです。 ハンガリー政府は、９日、財政再建策の一環として電話の通話などに対して課税する「電話税」を導入する方針を決めました。 この「電話税」は、電話の通話は１分ごとに、携帯電話のショートメッセージは１回の送信ごとに、２フォリント（日本円にして０．７円）課税するもので、ことし７月の導入を目指しています。 ハンガリー政府は、ことしは１０８億円余り、来年は２１７億円余りの税収が見込めるとして、議会で法案の成立を急ぐことにしています。 ハンガリーでは、ヨーロッパの信用不安で通貨フォリントが下落するなどして財政赤字が悪化し、ＥＵ＝ヨーロッパ連合などから削減を求められています。 このため政府は税収

カナダ西海岸の島の海岸に、東日本大震災後の津波で流されたとみられる「宮城」のナンバープレートのついたオートバイが漂着していたことが明らかになり、地元の日本総領事館が持ち主を捜すなどの対応に当たっています。 このオートバイが見つかったのは、日本からおよそ６５００キロ離れたカナダ西部ブリティッシュコロンビア州のクイーンシャーロット諸島で、先月１８日、海岸を散策していたピーター・マークさんが見つけました。 地元のテレビ局が伝えた映像からは、オートバイはトラックに積まれていたとみられるコンテナに入っていて、ナンバープレートから「宮城そ４２８」が読み取ることができます。 オートバイが見つかったコンテナの中には、このほかにもゴルフクラブやキャンプ用の道具なども流れ着いていたということで、発見したマークさんは、ＮＨＫの取材に対し、「持ち主が無事であるとともに、荷物が返せればと思います」と話しています。

インターネットを通じて利用者同士が交流しながら楽しめる「ソーシャルゲーム」で、利用料金が膨らんで高額な請求を受ける未成年者が増えていることから、ソーシャルゲーム各社は、年齢に応じてひと月の利用料金に上限を設けるなど、対策を取ることになりました。 スマートフォンの普及で利用者が増えている「ソーシャルゲーム」は、基本的に無料ですが、ゲームの中で使う仮想の通貨などを購入すると課金されるため、利用料金が膨らんで高額請求を受ける未成年者が増えるなど問題が指摘されています。 こうした状況に、ソーシャルゲームを提供する各社は、ひと月の利用金額に上限を設けることを決めました。 このうち「グリー」は、１６歳から１９歳までを１万円に、「ディー・エヌ・エー」は１６歳から１７歳までを１万円にするとしています。 いずれの会社も、１５歳以下の利用金額はひと月５０００円までとしています。 またソーシャルゲームの大手６社

人気ゲームを動画で紹介するスマートフォンの複数のアプリが、利用者の電話帳に登録されていた名前やメールアドレス、電話番号などの個人情報を勝手に外部に送信していたことがセキュリティ会社の調査で分かりました。 このアプリは１３日に削除されましたが、少なくとも６万人以上が利用していたとみられ、セキュリティ会社では、のべ数十万人から数百万人の個人情報が流出したおそれもあるとみています。 東京のセキュリティ会社「ネットエージェント」によりますと、問題のアプリはいずれもアンドロイドのスマートフォン向けに特定の作者が開発したもので、分かっているだけで１６種類あります。 アプリの名前は、「連打の達人 ｔｈｅ Ｍｏｖｉｅ」「桃太郎電鉄 ｔｈｅ Ｍｏｖｉｅ」などまったく関係のない人気ゲームに「ｔｈｅ Ｍｏｖｉｅ」などというタイトルをつけて、無料で配布されていました。 これらのアプリは、いずれもタイトルにある一般

電子ロック式の車の合鍵を作る「イモビライザー・テスター」と呼ばれる機械が、窃盗グループに悪用され、愛知県で乗用車が盗まれる被害が起きていたことが、警察への取材で分かりました。 この機械を使った被害が明らかになるのは初めてで、警察は自動車窃盗の新たな手口として、実態の把握を進めています。 「イモビライザー・テスター」は、盗難防止装置＝イモビライザーがついた電子ロック式の車に、新しい鍵のデータを登録するなどして、幅広いメーカーの車の合鍵を作ることができる機械で、イギリスの企業が、鍵を紛失した場合のために開発しました。 ところが、この機械が窃盗グループに悪用され、去年１１月、愛知県刈谷市で乗用車が盗まれる被害が起きていたことが、警察への取材で分かりました。 被害者の女性は「夜中に帰ってきて、駐車場に置いておいたら、翌日にはなくなっていた」と話しています。 ことし１月、日系ブラジル人の３５歳の男ら

オーディオの分野で、かつて日本を代表する高性能なアンプで世界的に知られた「山水電気」が、支援を受けていた外資系企業の経営不振から資金繰りに行き詰まって経営破綻し、裁判所に民事再生法の適用を申請しました。 「山水電気」は、昭和２２年に設立され、当初は電源に使うトランスと呼ばれる部品の生産などを手がけていました。 その後、技術力を生かしてアンプなどの生産・販売に乗り出し、高度経済成長に伴うステレオの普及やオーディオブームに乗って、日本を代表する高性能アンプのメーカーとして世界的に知られるようになりました。 しかし、急速に進んだ音響機器のデジタル化の波に対応しきれず、景気の悪化も加わって業績が悪化したため、平成１３年に香港の企業から出資を受けました。 そして、音響機器の製造・販売業務から撤退し、事業をアンプの修理などに大幅に縮小して経営の立て直しを目指していましたが、支援を受けてきた香港企業の経

アメリカ・ニューヨークを離陸した旅客機の機長が、飛行中に突然、暴れ出して副操縦士らによって取り押さえられ、旅客機が緊急着陸する騒ぎがあり、ＦＢＩ＝アメリカ連邦捜査局が捜査に乗り出しました。 騒ぎがあったのは、アメリカの航空会社「ジェットブルー航空」のエアバス３２０型機で、２７日午前、ニューヨークからラスベガスに向けて飛行中に機長が突然、意味不明のことばを繰り返して暴れ出しました。 このため機長は、副操縦士らによってコクピットから閉め出されましたが、その後も機内で暴れ続け、乗客らによって取り押さえられました。 旅客機には、非番の別の機長が乗っていたため、副操縦士と共に旅客機の操縦に当たり、テキサス州の空港に緊急着陸しました。 航空会社などによりますと、乗客１３５人にけがはありませんでした。 航空会社は、機長の健康状態を理由に挙げていますが、アメリカの一部のメディアは、乗客の話として、機長が「

カンボジアの国籍を取得して男子マラソンでロンドンオリンピックに出場することを目指していたお笑いタレントの猫ひろしさんが、カンボジアの代表選手に選ばれたことが関係者の話で明らかになりました。 これは、カンボジアで猫ひろしさんをサポートしている会社が、２５日夜、明らかにしたものです。 それによりますと、２３日、カンボジアオリンピック委員会から、猫さんが代表としてロンドンオリンピックの男子マラソンに出場することが決まったと連絡があったということです。 猫さんは、タレント活動のかたわら、３年ほど前から本格的にマラソンを始め、去年、カンボジアの国籍を取得してロンドンオリンピック出場を目指してきました。猫さんの自己最高記録は２時間３０分で、オリンピック男子マラソンの出場の条件となる２時間１８分の標準記録には達していません。しかし、陸上では標準記録に達した選手がいない国や地域では、男女１人ずつ、いずれか