恋人どうしで南京錠をかけると愛が永遠に続くと言われ、人気の観光スポットになっているフランス、パリにある橋の欄干が、増え続ける南京錠の重みに耐えられずにとうとう壊れ、市は対策を迫られています。 パリのセーヌ川に架かるポンデザール橋は、5年余り前から、恋人どうしで欄干に南京錠をかけると愛が永遠に続くと言われるようになり、世界中からの観光客が集まる人気のスポットになっています。 欄干は、増え続ける南京錠でびっしりと覆われていて、8日、とうとう重みに耐えられなくなった欄干の一部が通路側に倒れました。 けが人は出ませんでしたが、橋は数時間にわたって通行止めになり、現在は応急処置として壊れた部分に木の板が貼り付けられています。 橋の欄干に南京錠をかけることについて、市民からは「景観を損ねる」とか、「安全上の問題がある」と反対する声も上がっていましたが、パリ市は、街の活性化につながることから黙認してきま
全国的に厳しい暑さとなり、大分県日田市で、ことし初めて35度以上の猛暑日となったほか、各地で5月としては最も高い気温を観測しました。 1日も厳しい暑さが続く見込みで、熱中症に十分な注意が必要です。 気象庁によりますと、31日は広く高気圧に覆われて各地で強い日ざしが照りつけ、午前中から気温がぐんぐん上がりました。 日中の最高気温は、▽大分県日田市で35度6分と、全国でことし初めての猛暑日となったほか、▽群馬県館林市で34度7分となるなど、全国124か所の観測点で5月としては統計を取り始めてから最も高い気温を観測しました。 また、▽京都市で33度6分、▽名古屋市で33度3分、▽東京の都心で31度6分、▽仙台市で30度7分など、全国の気温の観測点の3分の1余りに当たる315か所で30度以上の真夏日となりました。 31日は、九州から北海道南部にかけての広い範囲で黄砂が観測され、ところによって一時、
インターネットバンキングで預金を奪われる被害が急速に広がっている企業など法人の口座について、銀行の業界団体「全国銀行協会」は、被害を補償する統一的な基準は設けないものの、外部の有識者を交えた検討部会を設け、ことし夏にも業界としての方向性を示すことになりました。 インターネットバンキングで預金が奪われる被害は、個人の口座だけでなく、より高度な安全対策を取ってきたはずの法人の口座でも急速に広がっています。 これを受けて、「全国銀行協会」は法人口座の被害を防ぐ対応策をまとめ、全国の銀行に実施を求める方針を固めました。 具体的には、各銀行は利用者のパソコンが正規なものかどうか認証するために銀行が発行する、「電子証明書」を盗まれないよう、法人がICカードなど別の記憶媒体に保管する仕組みや、送金用のパスワードは毎回変える仕組みを導入する。 また、勝手に預金を引き出そうとする取り引きに利用者が気付きやす
東日本大震災の発生から11日で3年2か月となります。 沿岸部の被災地では、津波の被害を受けた住宅の跡地を自治体が買い取る事業が進められていますが、買い取りが終わったのは予定の44%にとどまっていることが分かりました。 被災地では、津波の被害を受け住宅の建設が制限された地域の人たちに高台などに移転してもらうため、自治体が跡地を買い取る事業が進められています。 NHKが、この事業を進めている岩手、宮城、福島の25市町村に買い取りの進捗(しんちょく)状況を聞いたところ、登記上の土地の数で買い取りが予定されている土地5万5972か所のうち、買い取りが終わったのは2万4632か所で、全体の44%にとどまっていることが分かりました。 面積で見ても、買い取り予定の2450ヘクタールのうち契約が済んだのは1074.5ヘクタールで、43.9%にとどまっています。 土地の数の比較で最も買い取りが進んでいる自治
目の不自由な人が識別しやすくなるように改良を加えた新しい五千円札が、来週12日に発行されることになり、8日、関係者に披露されました。 新しい五千円札は、目が不自由な人が、大きさがほぼ同じ一万円札と識別しやすいよう改良が加えられました。 具体的には偽造防止のために付けられた表面左下のホログラムを覆う透明のシールの形状をだ円形から四角い形に変更し、面積が1.7倍に拡大され、手触りで五千円札だと分かりやすいようになっています。 新しい五千円札の発行を前に8日、東京・北区にある国立印刷局の東京工場で記念式典が開かれ、関係者に新しい五千円札が20枚印刷された大判が披露されたほか、シールの付いたホログラムを貼り付ける作業などが映像で紹介されました。 式典に出席した日本盲人会連合の鈴木孝幸副会長は「これまで五千円札は触っても分かりづらいので手元に置きたくないという人もいた。今回、ホログラムのシールが広く
大型連休後半、2日目の4日も各地の高速道路では午前中は下り線が、午後には上り線が混雑する見通しで、それぞれ30キロを超える激しい渋滞が予想されています。 日本道路交通情報センターによりますと、各地の高速道路の下り線の混雑はすでに始まっていて、午前6時半現在、関越自動車道は埼玉の東松山インターチェンジ付近を先頭に24キロ、東名高速道路は神奈川の綾瀬バス停付近を先頭に19キロ、中央自動車道は東京の日野バス停付近を先頭に13キロ、中央自動車道は東京と神奈川の境の小仏トンネル付近を先頭に12キロの渋滞となっています。 このあとも、午前中は下り線、午後からは上り線で渋滞が予想されていて、このうち下り線は、東北自動車道が午前8時ごろ、埼玉県の羽生パーキングエリア付近を先頭に40キロの激しい渋滞が予想されているほか、東名高速道路が、午前8時ごろ、神奈川県の伊勢原バス停付近を先頭に35キロの渋滞が予想され
インターネットバンキングのパスワードが盗まれ、預金を奪われる被害が急増していますが、こうしたパスワードを盗み出すコンピューターウイルスに、先月までの1年余りで少なくとも国内の4万台近くのパソコンが感染したことが、セキュリティー会社の調査で分かりました。 国内などのセキュリティー会社3社は14日、合同で、インターネットバンキングを通じた不正送金の現状について説明会を開きました。 それによりますと、ネットバンキングから預金を奪う手口は、利用者のパソコンをウイルスに感染させてパスワードを盗み出す手口がほとんどだということです。 そして、そのウイルスには、セキュリティー会社がつかんだだけで、ことし3月までの15か月間に、少なくとも国内の4万台近くのパソコンが感染していたということです。 また、ネットバンキングで預金を奪われる被害は、個人の口座だけでなく、企業などの法人口座でも急増していて、法人口座
大手コンビニチェーン3社のことし2月までの1年間の決算は、過去最大規模の出店を行った結果、いずれも過去最高の営業利益を確保しました。 大手コンビニ3社が10日までに発表したことし2月までの1年間の決算によりますと、本業のもうけを示す営業利益は、最大手の「セブン-イレブン・ジャパン」が、前の年より13.9%増えて過去最高の2127億円となりました。また、「ローソン」も2.8%増えて681億円、「ファミリーマート」も0.5%増えて433億円となり、いずれも過去最高でした。 これは、3社がいずれも過去最大の規模となる出店を行ったのをはじめ、自社ブランドの商品や生鮮食品の強化で、競合するスーパーを主に利用している主婦や高齢者にも客層が広がったためです。 今年度の業績の見通しについてコンビニ各社は、消費増税の影響は少ないとみており、出店をさらに拡大することなどで、いずれも増益を見込んでいます。
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県沿岸の三陸鉄道南リアス線の全線での運転再開を前に、海外からの支援で新たに導入された新型のレトロ車両が22日、釜石駅に到着しました。 三陸鉄道南リアス線は、震災の津波で車両やレールが水につかるなどの被害を受け、現在も釜石市の釜石駅と、大船渡市の吉浜駅の間の15キロの区間が不通になっていますが、来月5日から全線で運転が再開されます。 これに合わせて、クウェートからの支援で1億6000万円をかけて製造された新型車両が22日午前、機関車にけん引されて釜石駅に到着しました。 新型車両は外側が紫色に装飾され、昭和初期の時代をイメージして造られました。全線で運転を再開する来月5日から運行し、祝日の定期運行や団体客の貸し切り列車としても使用される予定です。 また、北リアス線でも田野畑村の田野畑駅と岩泉町の小本駅の間で来月6日に運行が再開されるのに合わせて、「お座敷列車
NHKが各地の放送局を通じて午後5時現在でまとめたところ、今回の大雪や大雨の影響で、全国で12人が死亡し2人が意識不明の重体となっているほか、32の都府県で合わせて1650人がけがをしました。 山梨県と長野県、それに福島県では大雪で自宅が倒壊するおそれがある住民など合わせて2151人が避難しています。 大雪などによる建物の被害は福島県や神奈川県、山梨県など14の都と県で少なくとも340棟に上っています。
トヨタは、ハイブリッド車「プリウス」の最新モデルで、モーターの制御プログラムに不具合があるとして、およそ99万台のリコールを国に届け出ました。 1つの車種で、1回に届け出たリコールとしては過去最多だということです。 対象は、トヨタのハイブリッド車「プリウス」のうち、5年前の平成21年5月以降に販売された最新モデル合わせておよそ99万7000台です。 国土交通省によりますと、モーターを制御するプログラムの不具合で、加速するなどした際、過大な電気が流れて一部の部品が破損し、スピードが出せなくなるほか、最悪の場合、発進できなくなったり、途中で走れなくなったりするおそれがあるとうことです。 会社には、こうした不具合の情報が合わせておよそ300件寄せられているということで、トヨタは、12日から全国の販売店で無料で修理に応じています。 国土交通省によりますと、1つの車種で1回に届け出たリコールとしては
北海道の太平洋側沿岸のむかわ町特産のししゃもは、ここ数年、漁獲量が減り続けていますが、室蘭市にある研究所が、ししゃもの稚魚の大量飼育に国内で初めて成功し、今後、詳しい生態が分かれば、資源の回復につながるのではないかと期待されています。 ししゃもの稚魚の大量飼育に成功したのは、北海道室蘭市にある道立総合研究機構栽培水産試験場の石田良太郎さんたちの研究グループです。 研究グループは、漁獲量の減少を受けて3年前からししゃもの研究を始め、稚魚のときに川から海に移動するししゃもの生態から淡水と海水の両方を使い分けて飼育したり、えさの栄養分を工夫したりした結果、ことし3月に人工ふ化させた稚魚は現在では、およそ1500匹が体長8センチほどに育っています。 研究グループによりますと、ししゃもの稚魚の大量飼育に成功したのは、国内では初めてだということです。 ししゃもの漁獲量は少なく、国内で流通しているものの
警察庁の米田長官は、全国の警察で犯罪捜査を担当する幹部を集めた会議で、「振り込め詐欺」の被害が急増していることについて強い危機感を示し、詐欺グループに対する捜査を徹底するよう指示しました。 東京・千代田区で開かれた会議には全国の警察で犯罪捜査を担当する幹部らおよそ400人が出席しました。 この中で、警察庁の米田長官は、「振り込め詐欺の件数が増加し被害額も急増しており、極めて深刻な状況だ。被害者の多くは高齢者で、詐欺グループの壊滅を図らなくてはならない」と述べ、グループの中枢に迫る捜査を徹底するよう指示しました。 警察庁によりますと、ことしに入ってから8月までの「振り込め詐欺」の被害は、金融商品を装う手口も含め、292億円余りと過去最悪のペースで増えていて、被害者のほぼ半数が70歳以上の女性です。 息子や孫などを装う「オレオレ詐欺」が依然として多く、被害額の3分の1を占めています。 警察庁は
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