N高・S高への2021年度出願者数は今、好調に推移している。 10月15日から受付を開始した2021年度4月新入学生の出願者数は、開始17日間で1557人を超えた。これは2020年度の出願開始17日間(490人)と比較した場合、3倍超となるハイペース。しかも、出願者の約40%が、授業にVRを使える「普通科プレミアム」を選択しているという。 「普通科プレミアム」では、一般的な映像講義に加え、VR空間内で受けることができるようになる。その詳細は後日レポート予定だが、映像を見ると、いかにも「未来の学校」的な印象が強い。 だが川上氏は、「VRは、ちょっとセンセーショナルな部分が強調されすぎているかも」と笑う。 川上氏(以下、敬称略) 「重要なのは『体験』の部分だと思います。 VRに期待しているのは、生徒のコミュニティづくり、さらには、学校体験や面接体験などの、対人コミュニケーションの部分です。その