三菱自動車工業は、燃費の不正問題について17日午後、国土交通省で記者会見し、データに不正に手を加えていた軽自動車4車種の顧客に対し、一律で1台当たり10万円を支払う方向で調整していることを明らかにしました。対象の台数は62万5000台となります。これに加えて、恣意的(しいてき)な燃費の値の改ざんがあった別の5車種の顧客に対して、1台当たり3万円を支払うとしています。
新党改革は、参議院選挙の公約を発表し、家庭を重視した経済政策でアベノミクスを補強するとともに、「脱原発」を目指し、エネルギー政策の大転換を図ることを打ち出しています。 公約では、デフレから脱却するためにはアベノミクスを補強する必要があるとして、家庭用の燃料電池を普及させて光熱費の負担軽減を図ることなど、家庭を重視した経済政策、「家庭ノミクス」を実施するとしています。 一方、東京電力福島第一原子力発電所の事故が収束していないなかで、原発の再稼働を推進する政府の方針は受け入れられないとして、「脱原発」を目指し、エネルギー政策の大転換を図るとしています。荒井代表は「アベノミクスを、今失敗させるわけにはいかないが、『脱原発』は、ぶれずに訴えていく」と述べました。
全国の国税局の査察部、いわゆる「マルサ」がこの1年間に摘発した脱税のうち、国際的な取り引きに絡む脱税が過去5年間で最も多かった一方、脱税の総額は138億円と昭和49年度以来最も少なかったことが分かりました。 国税庁は強制捜査で発見した隠し資産の写真も公開しました。 洋服やかばんが収納されてる住宅のクローゼットの奥に置かれていたボストンバッグの中には、丁寧に包装された紙包みがあり、中には大量の1万円札の束が入っていました。キャリーバッグからも現金が見つかり、合わせて2億円が隠されていました。 住宅の階段下にある物置に積み上げられた段ボール箱には、ぎっしりと詰め込まれた現金が隠されていました。その額は1億7200万円に上りました。 隠し場所は住宅だけではありません。トランクルームに保管されていた段ボール箱からは、2億6000万円余りの現金が見つかりました。 元東京国税局長で、脱税事件に詳しい鳥
13日の集中審議で、最後に舛添知事は、「一生懸命説明したつもりだが、厳しい批判があるのは胸に刻んでいる。不信任決議案の提案は極めて重く受け止めている」として、「不信任案が可決された場合、辞職するか、都議会の解散を迫られるが、選挙になれば、リオのオリンピックに重なる。次期開催都市で選挙をやるのは極めてマイナスで私の不徳の致すところだが、どうか少しの猶予をいただきたい」と述べました。そのうえで、「都知事として私がふさわしくないと判断された場合は、不信任決議案を出していただければと思う」と述べました。
先月下旬以降、秋田県鹿角市の山林でクマに襲われて死亡したとみられる被害が4件相次ぎ、現場近くで駆除されたクマ1頭を解体して詳しく調べた結果、人の体の一部が見つかりました。専門家は、「一連の被害はこのクマによる可能性が高い」としています。 現場近くでは今月10日、体長およそ1メートル30センチのメスのツキノワグマ1頭が駆除されました。クマを解体して、13日午後、秋田県などが詳しく調べたところ、人の体の一部が、見つかったということです。 クマの生態に詳しい岩手大学の青井俊樹名誉教授は「ツキノワグマが人を襲って食べることは珍しく、一連の被害は、このクマによる可能性が高い」としています。 秋田県などは、現場付近にはほかにも複数のクマが生息しているとして、引き続き周辺の山には入らないよう呼びかけています。
山形県寒河江市の畑で11日、収穫前のさくらんぼの実およそ15キロがなくなっているのが見つかり、警察はクマに食べられたとみて注意を呼びかけています。 警察が調べたところ、収穫間近だった高級品種「佐藤錦」の3本の木になっていたさくらんぼの実およそ15キロがなくなっていたということです。 現場付近からクマのものとみられる足跡やふんがみつかったことから、警察はクマに食べられたとみています。 所有者の渡邉徹さんは「20年ほどさくらんぼを作っていますがクマの被害は初めてです。これから収穫作業があるので怖いですが、襲われないよう注意して収穫作業をしていきたい」と話していました。 警察は周囲をパトロールして住民に対しクマに注意するよう呼びかけています。
岩手県の鶏肉の加工会社が、スーパーなどで販売するために食用に処理した鶏肉から国の基準を超える抗生物質が検出され、岩手県はこの会社に対し、問題の鶏肉と同じ養鶏場から仕入れた、およそ3100羽分の鶏肉を回収するよう命令しました。 岩手県が先月30日に、この会社に対して定期的な立ち入り検査を行ったところ、県内の養鶏場から仕入れ食用に処理した鶏肉から、鶏の病気の予防や治療に使う抗生物質「テトラサイクリン類」が、国の基準のおよそ2倍に当たる0.41ppm検出されたということです。 このため、県は食品衛生法に違反しているとして、この会社に対し、同じ養鶏場から仕入れて処理した3101羽分の鶏肉を回収するよう命令しました。 県は、この鶏肉を食べたとしても、ただちに健康への悪影響はないとしています。 「ニチレイ」によりますと、問題の鶏肉の大半は、関東地方のスーパーに出荷されたということで、会社側は店側と協議
北海道芽室町の畑で、10本以上のアスパラガスが一体となって1メートル近くの高さまで成長し、地元の人たちを驚かせています。 アスパラガス12本の茎が幅12センチ、厚さ1センチの帯状に一体となって1本の大きなアスパラガスとして成長していて、高さも1メートル近くまで伸びています。畑には、一目見ようと近くの保育所の子どもたちが集まり、「大きい」、「すごい」と歓声を上げていました。 十勝農業改良普及センターによりますと、これは「帯化」と呼ばれ、農作物や草花に比較的見られる現象だということですが、12本もの茎が一体化するのは珍しいということです。 鳥本さんは「最初見つけたときはサボテンかと思って不思議でした。30年ほどアスパラガスを育てていますが、こんな経験は初めてです。珍しいから食べるのはもったいないので、倒れないように支えて経過を見ていきたい」と話していました。
東京電力福島第一原子力発電所で汚染水対策の柱として、ことし3月末に運用が始まった「凍土壁」は、これまでに8割以上が凍結し、凍った壁によって、一部で地下水の流れをせき止める効果が表れていることが分かりました。 これについて、東京電力が今月17日に凍結状況を調べたところ、およそ6000ある観測点のうち8割以上で地中の温度が氷点下を下回り、凍結が進んでいることが確認できたということです。 また、ほぼ凍っている海側の凍土壁と建屋との間の水位を計ったところ、凍結の前よりも高くなる傾向が見られたということで、東京電力は山側の一部の凍っていない部分から流れ込んだ地下水が海側の凍った壁によって遮られ、せき止められたためだとみています。 19日の記者会見で東京電力は「地下水を遮断する壁としての効果が表れ始めている」と述べ、運用をさらに続けて効果を見極めるとともに、課題を洗い出し、凍土壁の完成を目指したいとし
厚生労働省は、千葉市にある棚卸し業務の代行会社の複数の営業所で違法な長時間の残業があったとして、この会社の名前を公表しました。長時間労働を防ぐため、厚生労働省が行政指導の段階で企業名を公表することを去年、決めてから企業名が公表されたのは初めてです。 厚生労働省は、この会社の4つの営業所でこの1年間に4回是正勧告を行ったということで、違法な長時間労働が繰り返されていると判断し、19日に企業名の公表に踏み切りました。 厚生労働省は去年、長時間労働を防ぐ対策として、全国に展開する大手企業について、行政指導の段階で企業名を公表することを決めましたが、企業名が公表されたのは今回が初めてです。 エイジスは全国50か所に拠点を持ち、昨年度の売り上げは179億円に上っています。 エイジスは「是正指導の内容を真摯(しんし)に受け止め、すでに社長を委員長とする社内プロジェクトを立ち上げ、労働時間管理の徹底や業
ロシアのプーチン大統領が国産の軍用車両を視察した際、軍の幹部が車のドアを開けようとしても開かずに取っ手が外れて大統領が苦笑いする映像がインターネットで広がり、ロシアで話題となっています。 その際、軍の幹部が大統領に車両の内部を見せるため、ドアを開けようとしましたが、開かずに取っ手ごと外れてしまい、結局、ドアは開きませんでした。 プーチン大統領は苦笑いしながら「よくやった」と話しかけたということで、この様子を撮影した映像がネットで広がり、ロシアで話題となっています。 ロシアのメディアは、車のエンジンをかけなければドアは開かないようになっていたと伝えていますが、そもそもドアを開けようとしただけで取っ手ごと外れてしまう国産車の品質の問題をプーチン大統領の前で図らずも示したとして、関係者の間では波紋も広がっています。
住宅の軒先などで巣作りをするツバメの成育状況を日本野鳥の会が調査したところ、都市部では住民が巣を撤去するなどして1回の繁殖で巣から巣立つひなの数が平均で4羽を下回り、将来、減少が懸念される水準になっていることが分かりました。 調査は一般の人から巣の観察記録をインターネットで送ってもらうかたちで行われ、沖縄を除く全国796の市区町村から5115件の情報が集まりました。 このうち巣立ちまで観察できた、およそ2400件について1回の繁殖で巣立ったひなの数を調べたところ、農村部で平均4.29羽だったのに対し、都市部では平均3.89羽にとどまりました。平均が4羽を下回ると今後、繁殖に失敗したり日本に渡って来る数が減ったりして、将来、国内のツバメの減少が懸念される水準だとしています。 特に都市部では巣立ちができなかった462件のうち、カラスやネコなどに襲われたケースが25%となったほか、住民などが故意
髪の毛を作り出す「毛包」と呼ばれる器官を大量に作り出し、新たに毛を生やすことに横浜国立大学の研究グループがマウスを使った実験で成功しました。将来、人の髪の毛を再生させる治療法につながると注目されます。 グループでは、マウスの胎児から毛包を形づくる2種類の細胞を取り出し、酸素をよく通すようにした300個以上の小さな穴があるシャーレの中で培養しました。すると穴の中で2種類の細胞が自然に分かれ実際に体内で形づくられるのと同じように、毛包が形成されたということです。 これをマウスの背中に移植したところ、長さ1センチほどの黒い毛が生えてきて、毛が生え替わるサイクルが働き始めたことも確認できたということです。髪の毛を作り出す毛包を人工的に大量に作り出す仕組みが出来たのは初めてだということで今後、人の脱毛症などの治療に使えるように研究を進めていくということです。 福田准教授は「今後3年間程度で人の細胞を
燃費のデータの不正が発覚した三菱自動車工業が、4輪駆動車のデータを検査機関に申請する際、走行試験の結果ではなく、2輪駆動車のデータを流用し、机上の計算で割り出したものを提出していたことが新たに分かりました。三菱自動車は近く、一連の不正について、さらに詳しい内容を国に報告することにしています。 このうち4輪駆動車について走行試験を行った結果、走行抵抗が大きな値で測定されたことから、三菱自動車は、この測定結果ではなく2輪駆動車のデータを流用し、机上の計算で割り出したものを検査機関に提出していたことが新たに分かりました。 4輪駆動車は通常、2輪駆動車と比べて部品が増えるために車体が重く、燃費が異なることから、三菱自動車は流用する際、過去の試験で蓄積された4輪駆動車と2輪駆動車の走行抵抗の差を加えて計算し、データを割り出していたということです。こうしたデータの流用は4車種すべてで行われていたという
ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、規制逃れの不正をしてアメリカで販売したディーゼル車およそ50万台について、買い取りを含めた対応策を取ることでアメリカの当局と基本合意しました。 それによりますと、フォルクスワーゲンは規制を逃れるために不正なソフトウエアを搭載してアメリカで販売したディーゼル車48万台を買い取ることや、修理することで環境保護局などと基本合意しました。 自動車メーカーが、リコールではなく大規模な車の買い取りに応じることは異例で、金額は明らかにしていないものの、車の所有者には「十分な額の補償金」も支払うとしています。 これについてフォルクスワーゲンは声明を出し、「今回の基本合意はアメリカの顧客や規制当局などの信頼を取り戻すための重要な一歩となる」としています。 買い取りなどにかかる費用は日本円で1兆円を超えるという見方が出ていますが、フォルクスワーゲンはヨーロッパ
国土交通省は、トラックの運転手不足対策として、1人の運転手が大型トラック2台分の荷物を一度に運べるようにするため、荷物を積み込む大型のトレーラーを連結した走行が可能になるよう規制を緩和する方針を明らかにしました。 それによりますと、トラックの運転手不足対策として、荷物を積み込む大型のトレーラーを連結した走行が可能になるようトラックの全長に関する規制を緩和するとしています。これによって、例えば積み荷が20トンある場合、今は通常2台の大型トラックが必要ですが、規制が緩和されればトラックに連結したトレーラーにも荷物を積んで1人の運転手で一度に運べるようになるということです。 国土交通省では、今後、有識者からなる会議で、規制緩和の具体的な内容などを決めたうえで、ことし夏をめどに新東名高速道路で実証実験を始め、将来的にほかの高速道路などでも走行できるようにする方針です。
東京の新宿駅南口に4日オープンしたバスターミナル「バスタ新宿」。そのインパクトあるネーミングや微妙にレトロなロゴが今、多くの人たちの間で話題になっています。 オープン直後から外国人観光客も大勢利用するなど、早くも新宿の新しい交通の拠点となっていますが、一方でインターネットなどの書き込みで話題になっているのが、インパクトのあるネーミング。「超、強そう~」とか「除草剤に同じ名前の商品がある!」など多くの人の興味をひいています。 また、直線を多用したロゴデザインにも多くの意見が寄せられています。若い世代からは、「昭和の映画みたい」とか、「最新の施設にレトロは似合わない」など、どちらかというと違和感を感じる意見が多いのが特徴です。 一方で昭和生まれの世代を中心に、「特撮テレビドラマ『仮面ライダー』などのロゴを彷彿させ懐かしい」とか、「逆に新鮮」といった好意的な意見も寄せられています。 この字体、実
広島県府中町の中学3年の男子生徒が自殺した問題について学校がまとめた報告書が明らかになりました。報告書では、学校の取り組みについて、報告書は「子どもの可能性を信じ、最大限に引き出して伸ばすというには程遠く、生徒を一定の型にはめ、型にはまらない生徒は排除する」というやり方になっていたと指摘しています。 調査報告書では、自殺した男子生徒が行ったと誤って記録された3年前の万引きの際、学校側は内部規定で定めた対応をすべて行っていなかったとしています。 報告書によりますと、平成25年10月、当時1年生だった2人の男子生徒が広島市内のコンビニエンスストアで万引きをしたと店から学校に連絡がありました。当日は日曜日で部活動のため、学校にいた教諭が店に出向き、保護者を店に呼んで謝罪するなどの対応を取ったということです。 学校の内部規程では、こうした問題行動があった場合、学校で改めて生徒本人から事実確認を行う
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