2016.08.01 Mon 日本を代表するトップクライマーが、世界中の最難クラックに登り続けるモチベーションとは? 道具を使わず自分の体一つで断崖絶壁、時には90度以上にもなる壁を登る、フリークライミング。平山ユージさんは世界で活躍するフリークライマーとして世界中の山を登り、1998年・2000年とワールドカップで総合優勝を果たした。 無駄のないクライミングスタイルは世界一美しいといわれている。 世界最難関と呼ばれるビッグウォールの数々を制した後も 挑戦をし続ける、そのモチベーションの根源はどこにあるのだろうか? ― クライミングを始めたきっかけは何でしたか? 中学生の頃から山登りが好きでした。常にもっと高い山に登りたいと思っていて、岩登りもやってみたかった。高校1年生の時、同じく登山が趣味の友人とよく出かけていて、その日は登山用具店で待ち合わせをしていました。僕の方が早く到着したので、