本日、わたくしの手元に、新著『日本の雇用と労働法』(日経文庫)が届きました。日経文庫のシンプルな装丁がいいですね。版元のHPでも、アマゾン等でも表紙の写真がアップされました。ほかの日経文庫とまったく同じです。入門書ということで、Fシリーズ、マークは緑色です。 http://www.nikkeibook.com/book_detail/11248/ 書店に並ぶのは来週15日の予定ですが、ここで、まえがきを公開しておきます。 >まえがき 本書はいささか欲張りな本です。「日本の雇用システム」と「日本の労働法制」についての概略を、両者の密接な関係を領域ごとに一つ一つ確認しながら解説している本なのです。 書店に行くと、山のような数の労働法の教科書が並んでいます。いずれも法学部やロースクールの学生、法律実務家にとっては必要不可欠な「武器」ですが、他学部の学生や他分野で労働問題に関わっている人々にとって