「月曜から夜ふかし」というテレビ番組は悪趣味だが面白い。 素人の一般人にフォーカスを当てているけど、「笑ってコラえて」よりも毒がある印象がある。 アイデンティティは、他者や環境による押しつけの影響を多分に受けるが、この番組はその押しつけがどきつい。 赤羽や小岩での路上インタビューを取り上げる際、番組が求めるラベリングに合致する人が取り上げられる。 赤羽や小岩らしさが無い人は排除され、赤羽や小岩の街のイメージとの同一化が果たせている人を積極的に取り上げて笑いに変える。 京都と滋賀、大宮と浦和など、街同士の対立構造をより煽れる人選によって番組は構成される。 2022年4月18日の放送「街行く人のリアル孤独のグルメを調査した件」にも、そうのようなラベリングの毒があった。 特に最後に取り上げた人、北千住で一人で住む女性。 わざわざ「独身」という情報を伝える。 この番組では、取り上げる人物が独身の場