クロアチアの首都ザグレブでのライブを前に撮影に応じる、シリアのバンド「ヘベズ・ダウレ」のメンバー(2015年9月23日撮影)。(c)AFP/Jure Makovec 【9月28日 AFP】戦火を逃れた何万人もの同胞と同じように、隣国レバノンに亡命したシリアのロックバンド「ヘベズ・ダウレ(Khebez Dawle)」のメンバーも欧州を目指す危険な旅に出た。しかし、最終目的地ドイツを目指しこれまでに5か国を経由してきた彼らの旅は、その途上で思いがけない「亡命ライブツアー」に変身した。 23日夜、クロアチアの首都ザグレブ(Zagreb)のオルタナティブ・クラブ「モクバラ(Mocvara)」。ボーカルのアナス・マグレビ(Anas Maghrebi)さん(25)は、ライブに集まった300人の聴衆に向かって「僕たちは皆、同じ人間だ。みんな、来てくれて本当にどうもありがとう!」と語りかけた。 「ヘベズ・