お湯に混ぜればすぐ飲める一人用の椎茸出汁(シイタケだし)商品を開発し、海外輸出にも力を入れるベンチャー企業がある。その名も椎茸祭(しいたけまつり)。同社が開発した「oh!dashi(お!だし)椎茸だし」は、紫外線を遮断する小さなパックに入った液体出汁で、原木椎茸を使った100%植物由来の食品だ。賞味期限が2年と長く、持ち運びも楽。日本国内の乾シイタケの生産量は、生産者の高齢化や後継者不足もあり、1984年のピーク時に比べて7分の1近くと減っている。他方、この商品は年々海外への輸出を増やしており、国内では若い世代にも広がりつつあるという。同社を立ち上げた竹村賢人さんは現在34歳。大企業を辞めてインドに渡り、デジタル分野の仕事を経て椎茸で起業した。独自の経験と視点でたどり着いた商品が、「フードダイバーシティ(食の多様性)」に象徴される食の新市場をどう切り開きそうか。竹村さんのストーリーから探っ
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