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ブックマーク / erlkonig.hatenablog.com (9)

  • もうこれ本編でいいんじゃないかしら - 『ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編(下)』 - 魔王14歳の幸福な電波

    面白かったです! 初読時は麻雀の基ルールくらいしか知らなかったので、ゲームの展開をよく理解できなかったりもしたのですが、それでも「とにかく何かすさまじいが起こっている」ことが伝わる漫画でした。これはもう山田J太さん凄い、としか。その後、たまったまネット麻雀とか頻繁に打つようになって、ある程度打ち慣れてから再読してみたのですが、理解できてみるとこれがまたえげつない話で……。要所要所に出てくる凝った牌がしっかりと"演出"になっています。あんな配牌が続いたら、そりゃKじゃなくてもKOOLになりますよね……。 ギャグ以外で「部活」を終始メインに据えた竜騎士さん原作の『ひぐらし』は今までありそうでなかったので、その意味でも読み応えのある一冊でした。竜騎士さんの作風だと、外に敵を作って戦うパターンよりも、こうやって仲間内で火花を散らすお話の方がいい意味で安心して読めるなーと思います。部活の駆け引きが

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    noreply 2011/09/12
  • 『ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編(上)』が本気のひぐらしな件 - 魔王14歳の幸福な電波

    ひぐらしの外伝漫画はあまり追いかけていないのですが、作は竜騎士さんが直接原案書いてるらしく、かなりストレートな『ひぐらし』になっているという評判だったので、期待して読んでみました。はい、これガチです。 メディアミックスでよくありそうな、「とりあえずひぐらしのキャラを使った麻雀漫画」どころではありません。まさに"あの"ひぐらしの世界の中に、どっぷりと麻雀が取り込まれた感じ。お馴染みの雛見沢ルールがあり、各キャラクターの行動原理があり、そのメカニズムの中のひとつの軸として「麻雀」が重要な役割を負った形。とってつけたような無理矢理感もほとんどなく、編の「部活」の延長としてしっかり機能しています。 赤坂さんが興宮近郊*1に住んでるという珍しい設定になってるおかげで、大石さんともどもメインストーリーにがっちりい込んできます。首ポリポリな圭一関連で入江さんにも出番があるし、鷹野さんも相変わらずい

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    noreply 2011/09/12
  • 『いりす症候群!』 - 眠れない夜のデスクトップの友 - 魔王14歳の幸福な電波

    いりす症候群! - カタテマ 『愛と勇気とかしわもち』『魔王物語物語』などの作品で人気を博し、フリーゲーム界の新鋭として台頭してきてる感のあるカタテマの最新作。物理エンジン空間に落下してくる物体を下方から射撃して軌道を制御し、同色にぶつけて消していくというある意味シューティングなパズルゲームです。 物理エンジン搭載ということで『愛と勇気とかしわもち』とは勝手が随分違いますが、やはりやり応えのある作品です。一回のプレイはそう長くもかからないのでデスクトップに置いてちょこちょこプレイするのにぴったりなんですが、そのお手軽さを甘く見てるとたちまち夜が更けていくことでしょう。 ご褒美ストーリーを見るために必要な条件点数が決められてるんですけど、この設定が絶妙だと思います。ちょっとプレイに慣れてきた頃合いで越えられるか越えられないか、なんとも微妙なところに置かれているのが第一目標の1万点です。これは

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    noreply 2008/10/20
  • 出演者ほとんど知らなかった私が「我々はニートスズキを甘やかさない VOL.2」の感想書きます - 魔王14歳の幸福な電波

    http://www.eden-rec.com/school/school.html はい、行ってきましたよ! 家来の後ろについてったんですけれど、心の綺麗な人には見えない魔法がかかってるので気づかない人が多かったかもしれません。六時には椎名林檎さんの歌を口ずさみながらJR新宿駅の東口を出たんですけど、家来が道に迷いやがったので目的地のロフトプラスワンに着くまで一時間かかってしまいました。道くらいしっかり調べとけや。 ニートスズキさん 会場に入ったらパンフレットとローションを配られました。14歳の女の子の見てる前でローション配るなんてひどい企画です。壇上ではニートスズキさんという人が既に喋り始めていて、オナホールをいじくり回しながら何か色々と喋ってました。ひどい企画です。 ニートスズキさんについてはさっぱり知らなかったのですが、後から調べてみると昼サイブログはid:rahorahoの人だそ

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    noreply 2008/07/21
  • 『エレGY』とフリーウェアゲーム文化の話 - 魔王14歳の幸福な電波

    フリーウェアゲームサークル「アンディー・メンテ」。その主要メンバーである泉和良さんの作品が講談社BOXの流水大賞で優秀賞を獲得したという報は、私にとって昨年最大の衝撃でした。それから半年、ようやくじすさん=泉和良さんの小説を活字で読むことができて、今私はとっても幸せです。 テーマとしては、創作と恋愛についてのお話ということになるのでしょうか。自伝小説的な要素の強い作品ですけれど、じすさんはもともと自分の感覚を切りとってさらけ出すことで叙情性の強いフィクションを描く人でした。自伝でひとつ面白い作品を書けても二作目以降どうなるかは分からないと心配する向きには、彼の過去のゲーム作品をおすすめします。えっと、きせきの扉なんかどうですか。 まず驚いたのは、読み進めるに際してほとんど摩擦抵抗の発生しない、その透き通りすぎた文章。減衰なく脳に届くから、防御力無視で感性に直接働きかけてくるような感じです。

    『エレGY』とフリーウェアゲーム文化の話 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 鏡音リンのロードローラーのイメージを覆す対抗馬 ジェバンニPが4晩連続でやってくれました - 魔王14歳の幸福な電波

    ボーカロイド鏡音リン・レンがリリースされてからはや10日が経とうとしています。情勢を見るにリン・レン共にすっかりロードローラーネタが定着してしまったようで、ニコニコ動画を「鏡音リン」で検索するとくどくて濃ゆい顔のリンさんを拝めます。 ロードローラーでぺっらぺらにされるのも楽しいんですけど、ここらで非ロードローラーな正当派曲にも光が当たって欲しいところです。でもやっぱりロードローラーの激烈なインパクトにはなかなか太刀打ちできない……と思っていたら、面白い作品群を見つけました。 「鏡音リン・レン」発売の翌日から12/28から12/30にかけての3日間でなんと4作のオリジナルソングを発表し、しかもそのまま颯爽と引退してしまった無名にして伝説のアップ主がいたというのです。 You Tube:http://jp.youtube.com/watch?v=YguCCy-LMIc You Tube:htt

  • 友桐夏『白い花の舞い散る時間』はどこが狂っていたのか - 魔王14歳の幸福な電波

    ※作者名でGoogle検索したらなんか最上位に来てて驚きました。かなりネタバレ全開なので、こんなに目立ってしまうのは凄くよくないことだと思いますが、Google先生のやることなのでどうにもなりません。未読の方はくれぐれもお気をつけください。(2007/4/10追記) コバルトの新人がとんでもないものを書いてしまったということで、一部の読書サイトでは結構な騒ぎ*1になったこの作品。物語全体を狂わせる異常な試みの上に成り立った書に言及しようとする人は、それがネタばれにならないよう随分と苦労していたように思います。"何を書いてもネタばれになってしまう"という言い方がしばしばされますけど、書はまさにその典型のような作品でした。 面白さがそのままネタばれに繋がるという性質上、書の異常さを直接的に説明している感想は有名どころでは見つけることができませんでした。そのため、噂を聞きつけて書に手を伸

    友桐夏『白い花の舞い散る時間』はどこが狂っていたのか - 魔王14歳の幸福な電波
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    noreply 2007/07/10
    <ネタバレ>注意。読んだのでブクマ。
  • フリーゲームにも傑作はあるのです - 叙情SF短編ノベルゲーム『きせきの扉』 - 魔王14歳の幸福な電波

    ダウンロードページ(Vector) フリーゲーム中心の同人サークル「アンディー・メンテ」から、プレイ時間十数分程度の無料短編ノベルゲーム『きせきの扉』を紹介します。人によっては傑作となる作品です。 すき・すき・すき・すき・すき・すきっていうノベルゲーム (DLページ紹介文) ねぇさびしいよ アンディー・メンテ (readme末文) アンディー・メンテのゲームは不思議です。あえて整形されないデザイン、意図的に放置される誤字脱字。ひと目で「素人の手製」という印象を与えるゲーム画面は、けれどどこか人を惹きつける原初的な魅力があります。それはときに私たちが幼児の描いた稚拙な絵に言い知れぬ畏怖を抱いてしまうのと、似たような原理なのかもしれません。 常に破滅や悲しみの色をたたえた荒涼たるストーリーと、コードウェイナー・スミスさんの後継者と言わんばかりの広大な宇宙観を背景としていながら、ゲーム画面に表示

    フリーゲームにも傑作はあるのです - 叙情SF短編ノベルゲーム『きせきの扉』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 『ゆめにっき』 - 魔王14歳の幸福な電波

    配布サイト:KIKIYAMA HP とても暗い雰囲気の、夢の中(という設定)の世界を歩き回るゲームです。特にストーリーや目的はありません。歩き回るだけのゲームです。 えーと、はい。傑作。または怪作鬼作。まるでホラーと前衛芸術を足して割り算し忘れたような。不気味。とにかく不気味。不条理というよりも、これはむしろ狂気です。 人の話を聞いていると、どうやら『MOTHER2』のムーンサイドというマップの雰囲気に似ているらしいです。小林泰三さんの『酔歩する男』中盤のトリップシーンなんかに近いものがあるのかもしれませんけど、こと「狂気」の表現という点に関して、この『ゆめにっき』は数歩先んじるものがあると思います。ゲームだからこそ可能な狂気の表現。失礼ですけれど、プレイ中は気で作者さん自身の精神状態を心配してしまいました。tanasinn。 紹介文にある通り、不気味で広大なマップをただ歩き回るだけのゲ

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    noreply 2006/09/05
    途中で止まってるなー。
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