タグ

ブックマーク / sillat.hatenadiary.org (2)

  • 一億総アイドル化が実現する話 - fragments of love

    同時に、twitterの話。 そのidによって連想されるイメージ(固定観念とも呼べるかもしれないもの)は、もともとはそのidを管理する個人の発言によって形成されたものだけれど、そのイメージはいつの間にやらその個人の管理するところではなく、もっと広い、コモンスペースで管理されることとなる。そして、自らもそのイメージに引っ張られる、あるいは極端に反発する。特にtwitter中毒みたいなユーザに、そういう感覚を持った人は少なくないんじゃないかと思う。 というのも、自分自身がそうじゃないかなと思ったわけで。アイコンをアニメキャラにしていたり、気軽に奇声(……)なんかをpostしていたりする内に、"私自身"ではなく"sillat"という作り上げられた人格が周りの中に出来上がっていってるんじゃないか、と感じました。自意識過剰と言われたらそれまでだけど。かなり気にしていた時期は、自分でもこんなpostを

    一億総アイドル化が実現する話 - fragments of love
  • ぼくたちのyaneuraroman(仮) - fragments of love

    「どうして貴方を生んでしまったのか、私はときどき後悔しているのよ」 madameが口を開いて言った。ときどき後悔している、というのはmadameの口癖だ。ときどきなどと言いつつ、口数自体が少ないのだから、いつもと言い換えるべきだろう。けれど僕は何も言わない。madameの言葉に、じっと耳を澄ます。 madameは安楽椅子に座っていた。そこから世界の全てを見回していた。madameにとって世界の全てとは、この屋根裏のことだ。いくつもの油彩に囲まれて。madameは油彩を描くことが子供の頃からの習慣だったらしい。僕がまだここに来たばかりの頃、madameからそう聞かされた。自分は父を早くに亡くした、その父の忘れ形見が、絵を描くことだ、と。今でも時折むくりと安楽椅子から立ち上がっては、絵筆を握っている。 「どうして貴方を生んでしまったのか……Hiver……貴方は私の生んだ子の中で一番よく出来た子

    ぼくたちのyaneuraroman(仮) - fragments of love
  • 1