サッカー選手にとって大事なのは、監督からの信頼を得ること。そのためには、正しいアピール法が欠かせない(撮影: 澤田仁典/アフロ) サッカー界において選手の愚痴で最も多いのは、「監督は自分のよさをわかってない」というものだろう。 【詳細画像または表】 サッカーでは交代選手が1試合3人に限られており、多くても14人(先発11人+交代3人)しかピッチに立つことができない。1チーム当たり所属選手はおよそ25〜30人。約半分もの選手が、なかなかチャンスを与えられないのだ。サッカーというスポーツは、選手が監督に不満を募らせやすい構造になっている。 だが、いくら人のせいにしても、状況が変わるわけではない。選手は「わかってもらう」という待ちの姿勢ではなく、「わからせる」という攻めの姿勢が必要である。 ドイツで5年間プレーした風間八宏(現川崎フロンターレ監督)はこう言う。 「頑張っているかを決める