【サッカーゼロックススーパーカップ・柏レイソル対FC東京】 前半 得点を決める柏レイソルのジョルジ・ワグネル(背番号15)=3日午後、国立競技場 (川口良介撮影) 序盤から一方的に押し込まれる劣勢を、柏が一撃でひっくり返した。前半26分、パスをカットした近藤が前線につなぐと、FW陣がこじ開けたスペースをジョルジワグネルが見逃さず、得意の左足で遠目からFC東京ゴールに突き刺した。 加入2年目の助っ人は「チームに落ち着きを取り戻させるのに大事なゴールだった」とにやり。チーム1本目のシュートで均衡を破ったJ1王者は息を吹き返し、得意のカウンターで何度も敵陣に迫った。前半終了間際には北嶋が相手のファウルで獲得したPKをレアンドロがきっちり決めて追加点。後半は安定した試合運びで反撃を1点にしのぎ、J2王者に貫禄を見せつけた。 昇格1年目でJ1を制した昨季は、年末にクラブ・ワールドカップ(W杯)を戦っ
サッカーJ2の京都がユースチーム出身の若い選手らの力で生まれ変わろうとしている。18日現在で1勝2分け3敗の17位とまだ結果はついてきていないが、生え抜きの若手選手を育てあげることで、J1とJ2の昇降格を繰り返す「エレベータークラブ」からの脱却を目指している。(堀健二)Jリーグ元年の世代 中心はU-18(18歳以下)チームの所属ながらトップチームの公式戦に出場できる2種登録選手の高校3年生FW久保裕也(17)。今季既に4試合に先発出場して2得点をマークしている新星は「学校の勉強もやらなきゃ…。でも、ここに来てよかった」と感想を話す。 久保は山口市出身で、京都が2006年度から始めた「スカラーアスリートプロジェクト」の4期生。同プロジェクトは京都、立命館に京セラを加えた三者が手を組んで始めた育成システムで、世界に通用するエリート選手を育てるのが狙い。寮生活を送りながら京都府城陽市の練習場近く
J1で首位を走る柏の大津とDF酒井宏が、クラブの好調ぶりを示すように切れのある動きを見せた。 追加招集された大津は、得意のドリブルや積極的なシュートを披露し「このチームに残っていくことが大事なのでアピールしたい」と意欲十分だった。初招集の酒井は身長183センチと大柄な右サイドバック。練習では鋭いクロスでアピールし「五輪代表は夢の舞台。ずっと呼ばれたいと思っていた」と初々しかった。
クリックして拡大する前半、先制ゴールを決めた柏レイソル ジョルジ・ワグネル(左)はイレブンから祝福され笑顔=東北電力ビックスワンスタジアム(大橋純人撮影) たとえ前評判が低くても、やり方次第では主役を張れるのがサッカーの魅力である。J2からの昇格組でも例外ではない。新潟を3-0で下し今季成績を5勝1敗の勝ち点15に伸ばして首位を守った柏が、それを如実に証明している。 新潟を寄せ付けなかった。シュートを1本に抑え込み、相手のお株を奪うカウンターを仕掛け続けた。1ゴール1アシストで勝利に貢献したジョルジワグネルは「みんなが動いて奪った得点。難しい試合を取れたのは大きい」とにっこりだ。 チームには自信がみなぎっている。ネルシーニョ監督は「自分たちのやっていることに疑いがないのでプレーが機能する。難しい試合でうまくいくからさらに自信が深まっていく」と好循環にあるチーム状況に手応えをつかんでいる。
東日本大震災の影響で中断されたJリーグや女子のなでしこリーグも再開し、平穏を取り戻したように映るサッカー界。だが一向に解決の道筋が見えない問題を抱えている。東京電力福島第1原発事故の影響で使用できない、国内最大級のサッカー施設「Jヴィレッジ」の存在だ。 福島県の楢葉町と広野町にまたがる同施設は、東電が地域貢献策として約130億円をかけて建設し、同県に寄贈。11面の天然芝や宿泊施設を抱え、日本代表の強化合宿や、2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会におけるアルゼンチン代表のキャンプ地としても使用された。代表の使用は近年少なくなったが、週末を中心に各種の大会や合宿が開かれ、指導者の研修施設としても大きな役割を担ってきた。日本協会の田嶋幸三副会長は「この十数年、日本サッカーの発展に貢献した聖地」と認める。 だが福島第1原発から約20キロの施設の様相は、事故を受けて一変。大半のスタッフは契約を解
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