FIFAの公式サイトで「今年注目の若手選手13人」にも挙げられている酒井宏樹。サイトではバルセロナのダニ・アウベスと比較されているが……クラブW杯に続く、ロンドン五輪での世界的プレーが期待される ロンドン五輪出場を目指すU-23代表はアウェーでシリアに敗れ、2位に転落した。ピンチに陥ったのは間違いないが、勝ち点でシリアに並ばれて、得失点差は同じ「+4」、総得点で「1」下回っている状況に過ぎない。絶望的でも何でもない。残り2試合で勝ち点6を積み上げ、得失点差でシリアを上回ればいいわけである。そのことを冷静に受け止め、チーム一体となって本大会出場に邁進すれば、出場の可能性は決して低くないと断言できる。 ロンドン世代にはさらなる奮起が求められる。 かつて「アテネ経由ドイツ行き」との合言葉があったように、彼らの先輩たちは五輪予選、本大会のタフな戦いをステップにしてA代表にまで駆け上がっていった。現
![元日本代表の波戸康広氏が分析する、“ブレイク予備軍”酒井宏樹の課題。(二宮寿朗)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/14b36097d1af0a83126bbb9c6d4f72479fe746b2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2Fd%2F-%2Fimg_3d6c061c99632f151ac3ef7dc49cfe4c195649.jpg)