信州大学山岳科学総合研究所が平成24年7月8日に長野県栄村の栄村文化会館ホールにて開催した、「長野県北部地震災害調査研究報告会」の様子をお送りします。 <<内容>> 【報告5】「栄村におけるブッポウソウの生息状況と震災の影響」 中村浩志 【報告6】「栄村における仮設住宅の住環境・温熱環境調査」 高木直樹・柳瀬亮太 【報告7】「栄村地震における飼育動物の被害と畜産の復興にむけて」 竹田謙一・渡邉敬文・米倉真一・濱野光市 【報告8】「農村集落・農地における被害の実態と復興における課題」 内川義行 前半の長野県北部地震災害調査研究報告会(その1)は http://youtu.be/rNmIqBT2r38 よりご覧いただけます。 (制作:日本ケーブルテレビ連盟 信越支部長野県協議会放送委員会)
まだ厚い雪が覆う下水内郡栄村。それでも先週末の暖かな日差しが、長い冬の終わりを告げていた。 震度6強の県北部地震が村を襲ってから2年。目に見える震災の傷痕は少なくなっていた。村の取り組みは、復旧から復興へと移る。 震災をのりこえ、集落に子どもの元気な声が響く村を―。村が復興計画に掲げている基本目標だ。若者が定住できる産業を興し、高齢化や人口流出に歯止めをかけられるか。難題に直面する村が正念場を迎えている。 <全国共通の難題に> 栄村は集落ごとに区を構成し、水路普請、お宮や公民館の雪下ろし、夏祭りを住民総出で担っている。住民同士の結び付きは強く、復興計画も「集落の復興・再生」を基本方針に据えている。 過疎化は村が震災前から抱えてきた課題だ。地震による家屋損壊で村外に出る世帯が相次ぎ、厳しい現状に拍車がかかっている。 復興を始めるに当たり、村は三つの仕掛けを用意した。 村役場に復
震災復興と鎮魂への思いを込めて雪の壁にともされた明かり=11日午後6時半すぎ、栄村のJR森宮野原駅前商店街 1年前の昨年3月12日、震度6強の揺れに襲われ、建物の倒壊など大きな被害が出た下水内郡栄村。村中心部のJR森宮野原駅前商店街では11日夜、住民有志が人の背丈を超える高さの雪壁に穴を掘ってろうそくの明かりをともし、地元と東日本大震災被災地の復興を祈った。 4人の女性が火を付けたろうそくを紙コップに入れ、数メートル間隔で置いていく。ほわんとした明かりに「きれいだね」。約400メートルの通りに130ほどの炎が揺らめいた。 「地震後の沈んだ雰囲気がまだ残っている。1年がたつのを機に、みんなでさらに頑張っていきたい」と、発案した電器店経営斉藤龍男さん(68)。雪壁のろうそくは12日夜も点灯する。 03月12日(月)の県内ニュース 県北部地震、きょう1年 栄村に復興を祈る明かり(3/12 0
記録的な大雪に見舞われている県北部地方の実態を調べるために13日、衆院災害対策特別委員会の議員が下水内郡栄村の被害状況などを視察し、県が豪雪・寒冷地の気候風土に対応した応急仮設住宅の仕様を整備するよう提言した。応急仮設住宅は全国一律となりがちで、雪下ろしが頻繁に必要な平らな屋根の形状などに対して、同村関係者らから改善を望む声が出ていた。 栄村を視察したのは与野党の議員13人。阿部守一知事は、今冬の大雪についての被害状況を村役場で説明した際、豪雪対策への国の財政支援などを求める要請書などを同特別委の村井宗明委員長(民主)に手渡した。 屋根の形状については、同村内から「勾配のある方が(雪処理が)楽」といった声がある。提言書では「建設地の気候風土・生活習慣に対応した屋根形状」の必要性を指摘。この他、二重サッシの導入、床や壁、天井への断熱材の割り増しなど、県が応急仮設住宅を設置した際、独自に工
2012年01月31日15:50 カテゴリひとりごと(NO26) 仮設住宅の一斉除雪(長野県栄村) ←クリックでポイントが加算され、順位もチェックできます。 長野県北部地震(昨年3月12日)で被害を受けた長野県栄村の仮設住宅でも大雪に見舞われている。 この仮設住宅で、今月6日、入居者の男性が、雪下ろしのため、屋根に登ろうとして、あやまって3メートルの高さから転落し死亡しする事故が起きた。 同村議会の全員協議会で、この死亡事故の遺族に見舞金を支給することが昨日決まった。 また、この事故後、高齢世帯などに限っていた、臨時職員による雪下ろしを、仮設住宅のすべての世帯に適用し、約50世帯ほどの仮設住宅の一斉除雪が昨日行われた。 この住宅は、雪よけの通路(雁木)を設けたり、窓を二重にしたり断熱材を使ったりの対策している。 仮設住宅が建つ、この小さな集落では、震災を受けたことから食料品店が閉店して、お
印刷 関連トピックス地震明け方から再び大雪となり、仮設住宅の雪下ろしが急ピッチで行われた=27日午前10時、長野県栄村、森井英二郎撮影 昨年3月12日に起きた長野県北部地震で被害を受けた長野県栄村で27日、積雪が約260センチになり、避難先の仮設住宅で除雪作業が急ピッチで行われた。平らな屋根に雪が積もり、繰り返し雪下ろしをしなければ、住宅がつぶれる可能性があるという。 栄村では今月、仮設住宅で雪下ろしをしていた男性が、はしごから落ちて死亡する事故が起こった。これを受け、村は一部有料で雪下ろしを代行するなどの対策をとっている。 関連リンク雪、明朝までに北陸90センチ、東北50センチの恐れ(1/27)「ブロッキング高気圧」が寒気足止め 2月上旬まで影響(1/27)津波に耐えた古民家守れ 南三陸、屋根に「雪囲い」(1/26)飛騨で雪下ろし体験いかが 過疎の集落、バスツアー企画(1/24)長野
2011年3月12日、最大震度6強の県北部地震で被災した下水内郡栄村。復興途上の村内で住民らの大切な憩いの場の一つになっているのが、温泉宿 …全文を読む
東日本大震災で被災した受験生の負担を軽減するため、大学入試センター(東京)が今回設けたセンター試験検定料の免除制度で、県北部地震の被災地の下水内郡栄村が免除の対象地域になっていないことが13日分かった。県北部地震は東日本大震災の巨大地震との関連性が指摘され、国の支援事業は一体の災害として同等にしているだけに、公平な対応を求める声が出ている。 同センターによると、免除の対象になるのは、東日本大震災で災害救助法が適用された地域で、具体的には厚生労働省が昨年3月24日に出した「2011年東北地方太平洋沖地震にかかる災害救助法の適用について(第11報)」に基づき、東京、岩手、宮城、福島、青森、茨城、栃木、千葉の1都7県。この地域内の志願者で、自宅の全半壊など一定条件を満たした場合、申請して認められれば検定料が払い戻される。県北部地震で被災した長野、新潟両県は対象外となっている。 しかし、県北部
被災者の生活の場である仮設住宅。みな同じような外見ですが、実際には県ごとに設備や構造が異なります。県によっては、寒さ対策の工事が終わらないまま年を越す被災者も―。仮設を訪ね、その課題を探りました。 (本田祐典) 仮設の構造で、もっとも大きな問題は、断熱材の厚さや風除室の設置など寒さ対策です。 3月11日の東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の仮設と、翌日の長野県北部地震(最大震度6強)で被災した長野県栄村の仮設を比較すると違いは歴然です。(表) とくに対策が遅れる宮城県では、年の瀬を迎えても約2千戸で風除室の設置が終わりません。 風除室は雨や風の吹き入れを防ぐために玄関前につくる小部屋で、福島県では建設当初から仮設に設置しました。 風除室がない宮城県石巻市開成仮設団地の女性(78)は「エアコンをつけても温かくならない。電気代も大変」。 訪ねた日の午後4時、エアコンを27度に設定しても
下水内郡栄村の「切明(きりあけ)」という場所に暮らす2世帯が、県北部地震の復興計画作りに向けた村の集落懇談会への参加の呼び掛けを受けておらず、さらに、村が集落ごとに配分する義援金の配布対象外となっていることが5日、分かった。切明は村の区組織に組み込まれていないためで、村は同日、この2世帯に近隣の区の懇談会への参加を呼び掛けた。ただ、義援金については「区組織ではないので支給できない」としている。 切明は新潟県境にある秋山地区の最奥地。村の温泉宿泊施設と、民間の宿泊施設2軒の計3軒があり、2世帯4人はこの民間宿泊施設で暮らしている。 住民の男性によると、集落懇談会があることは村の告知放送で知ったが、切明を含む秋山地区は被害がほとんどなかったことから、地区全体が懇談会の対象外だと思ったという。一方、村が集落に義援金を配ることは村のホームページで知った。一覧表に切明への配分額が記されていないの
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