栗原・花山で復興住宅が完成 仮設、今月末で解体終了 2010年8月11日(水)11:00 (河北新報) 岩手・宮城内陸地震で自宅を失い自力再建が困難な被災者向けに、栗原市が同市花山で整備していた市営「復興住宅」2棟のうち1棟が完成し、10日、現地で引き渡し式が行われた。同日、引っ越しも行われ、避難勧告が続き、入居延長が特例的に認められた1世帯(5人)を除き、仮設住宅からの退去が完了した。 復興住宅は木造平屋の3DK(床面積約58平方メートル)。高齢者生活福祉センター「湖畔の里」隣の仮設住宅があった市有地にできた。入居したのは、団体職員三塚良子さん(61)、長女の市臨時職員ひろみさん(35)、良子さんの母昭子さん(83)の3人家族。 引き渡し式で佐藤勇市長は「苦難の2年間だったと思う。これからも生活復興に向けて大変だと思うが、市もしっかり支えたい」と激励した。 ひろみさんは「思った以上