僕にとって、デザインのプロセスの中でもアナログなラフ描きが欠かせません。手描きに込められた線には能動的な意思があって、それが結果的にデザインに宿ると思うからです。手描きラフに着手した途端に没入して元気さえでてきます。ああしたいこうしたいと、言葉や素材を吟味しながら「体重のせて描く」感じがいいのですよね。 そしてそのラフは、必ずとっておきます。手描きのラフは何回も書き直すので、思考とブラッシュアップの変遷が手に取るようにわかります。それをチームで共有すれば、学びの教材にもなります。 このnoteでは、僕が普段取り組んでいるラフ描きの取り組み方を紹介するとともに、一部のラフを公開したいと思います。 ラフの取り組み方 1. 消さない アナログは消すのが面倒なのでアイデアをどんどん出すことに集中できます。デジタルはすぐデリートできるので、アイデアの源泉の段階でちまちま編集をしてしまうという落とし穴
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