【鉄道ファン必見】308キロ、56駅、8時間半…日本一乗車時間が長い「2429D」に完全乗車 乗車証明書は涙の結晶 JR北海道の滝川発釧路行き普通列車「2429D」は、日本一乗車時間が長い普通列車として知られる。308・4キロを8時間27分かけて走る。56駅あり、すべての駅に止まる。その存在は知っていたが、最初から最後まで乗るのには覚悟がいる。先日、一大決心をして乗りに出掛けた。 「2429D」は旭川市から西に約50キロ離れた滝川駅を午前9時36分に発車する。ホームで待っていると一両編成の列車がゆっくりとホームに入ってきた。キハ40系。始発駅の滝川駅でこの列車に乗り込んだのは10人ほどだった。なかにはスーツ姿の人もいた。それぞれがゆったりと4人掛けの席に座ることができる。のんびりといよいよ8時間半の旅のスタートだ。 座ったボックス席の椅子と椅子の間にお菓子の小さな袋が挟まっている。JR北海