子どものころ、地図帳を引っ張り出してはよく地図を眺めた気がする。「日本は小さいなあ」とか「グリーンランドは穴だらけだなあ」とか、そんな他愛もないものだが、一日中眺めていても飽きなかった。現在は「Google Earth」という、衛星写真で俯瞰した地形を眺められるツールが出きて、「地図眺め」も大きく変わった。 この本『Google Earthでみる地球の歴史』は、地質学者で東北大学大学院の助教授を務める後藤和久氏が、Google Earthの写真を用いて地球の歴史を追った本だ。大きく「自然」「災害」「地球史」の3章に分けられ、全40点の衛星画像が掲載されている。エクアドル・ガラパゴス諸島、アメリカ・グランドキャニオン、エジプト・王家の谷などの概要や成り立ちが、地質学の観点からこと細かに説明されている。また、Google Earthの使い方、バージョンアップの方法も記載されていているので、パソ
![自宅のPCから46億年の旅『Google Earthでみる地球の歴史』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ef7f7086e8be3543037a3aac24d113e124ff002a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cyzo.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F06%2Fcyzo_logo.jpg)