印刷 関連トピックスサッカーワールドカップ 社団法人共同通信社(東京)が昨年10月、国内の新聞社などに配信したサッカー試合の記事に、記者が取材していない架空の観客の談話が加えられていたことが1日、わかった。談話は、東京新聞など4紙が試合翌日の朝刊で掲載した。 共同通信や関係者によると、昨年10月8日にさいたま市であったサッカー日本代表の国際親善試合「キリンチャレンジカップ」の原稿に、社内で原稿を監修する運動部デスク(次長)が、取材に基づかない談話を書き加えたという。 記事には「日本代表ユニホームを着て声援を送った20代の女性」が登場。「ブラジル大会ではベスト4だって狙えそう」との談話が紹介されている。同社によると、女性は次長の「知人」で「以前聞いた話を当日聞いたコメントのように仕立てた」という。 社内の「捏造(ねつぞう)があった」との指摘で調査委員会が事実を調べた。次長は「締め切り