英The Guardian紙によると、英Nielsen Bookscanがここ5年間続いている英国の出版不況の要因として、フィクション部門の客が電子書籍に流れているとの見解を示しているとのこと。 同社のアンドレ・ブリート氏によると、総じて縮小傾向にある中、特に大きな下げ幅を見せているのがフィクション部門で、2009年は4億7616万英ポンド(約857.5億円)だった市場規模が2014年は3億213万英ポンド(約578.6億円)にまで減少しているとのこと。原因として、読者たちの電子書籍へのシフトを挙げている。 一方、同氏は、紙書籍部門で唯一好調なのが児童書であることから、今後は児童書が紙書店にとって最後の砦になると予想している。