麻生首相の所信表明演説 全文1(1/4ページ)2008年9月29日14時24分印刷ソーシャルブックマーク 衆院本会議に臨む麻生首相=29日午後、松沢竜一撮影 麻生首相の29日の所信表明演説の全文は次の通り。 ■就任に当たって わたくし麻生太郎、この度、国権の最高機関による指名、かしこくも、御名御璽(ぎょめいぎょじ)をいただき、第92代内閣総理大臣に就任いたしました。 わたしの前に、58人の総理が列しておいでです。118年になんなんとする、憲政の大河があります。新総理の任命を、憲法上の手続きにのっとって続けてきた、統治の伝統があり、日本人の、苦難と幸福、哀(かな)しみと喜び、あたかもあざなえる縄の如(ごと)き、連綿たる集積があるのであります。 その末端に連なる今この時、わたしは、担わんとする責任の重さに、うたた厳粛たらざるを得ません。 この言葉よ、届けと念じます。ともすれば、元気を失いがちな