昨年の10月に放送された際、ながら見していたら思いのほか面白かったので録画しておかなかったのを後悔したETV特集「なぜ希望は消えた?〜あるコメ農家と霞が関の半世紀〜」が今年の9日に再放送されたので、今回はちゃんと録画して再見。 いま話題のTPPについては農業関係者、農水省、あるいは農業(食料問題)に関心のある人々の間から反対論が出ているのはご承知の通り(もちろん、農業への関心からTPPに賛成する人もいるが)。その当否について云々するための知見はもちあわせていないけれども、一つだけ確かなのは「たとえTPPに参加しなくても、このまま行けば日本の農業は立ち腐れ」ということだろう。はなしは逸れるが先日話題になった自称「一日の食費は300円で十分」なひとの主張に反してその金額ではディーセントな食生活を送るのが難しい理由の一つは、特に野菜の値段が高いからではないだろうか。 番組では「霞ヶ関」の目論見が
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