追記して改題しました 白水社 文庫クセジュの「ソフィスト列伝」を楽しく読んでいるんだけど、ごくごく個にゃん的に驚愕した記述があったんでメモ代わりに。 ソフィスト列伝 (文庫クセジュ) 作者: ジルベールロメイエ=デルベ,Gilbert Romeyer‐Dherbey,神崎繁,小野木芳伸出版社/メーカー: 白水社発売日: 2003/05メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る ドクサ〔臆見〕とは、相対立する二者によって引き裂かれた精神の状態である。これに対して、知とは、実在のうち、言説が正当であると承認した側面に引き留められた精神の状態である。実際、言説は現れの主人であり、そして、言説こそは、実在の表面化すべき面を選び出すことで、人間にとっての実在性をなす現れを創造するのである。言葉のこの創造力を語る際のゴルギアスの口調は、この上なく称賛に満ちている。 言語は