凄い本だった。 1章で、「ジェンダーフリー」が原典への誤読に基づくことを明らかにしたところから凄い。原典は「ジェンダーフリー」ではなく「ジェンダーセンシティブ」を求めていた。 2章で、「バックラッシャー」本家の『日本時事評論』へ山口智美さんが話を聞きに行くところも凄いし、5章の福井の男女共同参画推進員に世界日報記者がいてしかも頼られているというのも凄い。 色んなことの盲点を一つ一つ丹念に明らかにした本。 amazonでの現時点での評価は不当に低すぎる。 表現規制に関心のある人にはぜひ読んでほしいと俺は思う。 社会運動の戸惑い: フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動 作者: 山口智美,斉藤正美,荻上チキ出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2012/10/31メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 332回この商品を含むブログ (35件) を見る 感じるところのあった方は
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