ジェシー・ベンチュラ&ゴリラ・モンスーンの実況・解説コンビは、1980年代のWWEが生んだ“声のブランド”だった。 ジェシー“ザ・ボディー”ベンチュラとゴリラ・モンスーンの実況・解説コンビは、1980年代のWWEが生んだ“声のブランド”だった。ベンチュラはヒール・コメンテーターというコンセプトを発明した。(写真はWWEオフィシャル・ビデオ“ジェシー・ザ・ボディー・ベンチュラ”ジャケットより) プレー・バイ・プレーの実況担当がモンスーンで、カラー・コメンテーターがベンチュラ。偶然の産物なのか、それともチ密に計算された演出だったのか、漫才にたとえるとベビーフェース系のモンスーンが“ボケ”で、ヒール系のベンチュラが“突っ込み”というポジショニングになっていて、そのウイットと洞察力に富んだ独特なかけ合いが一世を風びした。 モンスーンは1937年、ニューヨーク州ロッチェスター出身。デビュー当時は本名