全国的な高齢化の流れに反し、流山市で働き盛りの世代が増加し続けていることが、市の調査で分かった。つくばエクスプレス(TX)が開業した05年8月以降の4年半で人口は約1万人増え、1日現在で16万1728人。東京都内に通う「流山都民」の急増が原因とみられる。 市によると、今世紀初頭の人口は15万人前後で微増傾向だった。TX開通で市内には「南流山」「流山セントラルパーク」「流山おおたかの森」の3駅が設けられた。南流山駅からは秋葉原駅まで20分。宅地に市外からの転入者が相次いだ。昨年4月現在の年齢別人口では、35~39歳が1万4151人で、長年最多だった団塊世代(60~64歳)の1万2609人を抜いた。 流山おおたかの森駅には大型ショッピングモールが直結。駅周辺の高層マンションには子育て世代が流入した。日中は乳幼児を連れた若い母親が目立ち、夕刻以降には一斉にマンション群方向へ向かうサラリーマンの流