かつてフランスで暮らしていたとき、現地校に子どもを通わせていたが、日本とのさまざまな違いに驚いた。逆に、フランス人が日本の学校へ通って驚くこともあると聞く。日本の大学に留学経験のあるフランスの友人によると、3つの驚きがあったという。 日本ではよく見る光景だが… 何より驚いたのは、授業中に寝ている学生がいることだという。彼女によれば、フランスでは大学に限らず、高校や中学でも授業中に寝ている学生はめったにいない。もしも寝ている学生や生徒がいれば、即座に教師が「教室から出ていけ」と命じるからだ。 2017年7月18日配信の大統領・社長続々、「仏エリート養成校」の正体で取り上げたように、エリート養成を目的とする「グランゼコール」などを除けば、高等教育機関や高校に進学する際に入学試験はない。在籍している学校の成績などで入学の可否を判断される。したがって、高校や中学校での日々の授業はとても大切なのだ。
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