トップ > Chunichi Bookweb > 自著を語る > 記事一覧 > 記事 【自著を語る】 『作曲は鳥のごとく』 吉松隆さん(作曲家) Tweet mixiチェック 2013年4月16日 ◆感情全て音符に刻んだ 十四歳の冬、突然「作曲家になる」と思い立った。それも、クラシック音楽界でオーケストラ作品(交響曲)を書くような作曲家に。 それは、当時としては(いや、おそらく今でも)「タイムマシンで未来に行きたい」とか「世界征服をしたい」というレベルの呆(あき)れた夢だったような気がする。しかも、音楽大学には行かず「独学」で。さらに、調性のない「現代音楽」ではなく、メロディーもハーモニーもある正攻法の「音楽」で。 しかし、もともとお金にならない「純音楽」の世界。その中でも一番険しい崖をわざわざ選んでよじ登るような頑固さの報いで、いくら曲を作っても演奏すらされない深海魚のような日々が延々
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く