音楽批評家の北里義之さん(1955-)の著書『サウンド・アナトミア--高柳昌行の探究と音響の起源』が青土社さんより刊行されました。46判上製286頁、税込2,520円。内容は、「まえがき」と「あとがき」を除き、 第1章「高柳昌行の即興精神史――〈汎音楽〉と投射音楽の間」 第2章「ケージではなく、何が――音響の解剖学」 第3章「高柳昌行の音響宇宙――アクション・ダイレクトの彼方へ」 の全三章は、もともとmixi内の「日刊音場舎通信」の記事として書かれたものとのことです。弊社刊『汎音楽論集』への応答として書かれた07年7~8月のエントリー「汎音楽論集ノート」や、大谷能生氏の「ジョン・ケージは関係ない」(弊社刊『貧しい音楽』所収)に応答した07年3・6月のエントリー「ケージではなく、何が」が該当するようです。 なお、全国大学生協連が発行する季刊誌「読書のいずみ」の07年冬号に掲載された以文社さん