私は1995年春の卒業生ですが,該当箇所をみると,懐かしい名前が載っています。住所をみると,鹿児島県内在住者が多いですが,東京,大阪,愛知などの大都市に出ている者も結構います。私もその一人です。 確か,クラスの3分の2くらいが県外の大学に進んだように記憶していますが,どれくらいが卒業後,地元に帰ってきているのかな,という疑問を持ちました。そこで,「国勢調査」の時系列データを接合させて,私の世代の居住地分布がどう変わったかを,5年間隔で明らかにしてみました。用いたのは,都道府県単位の統計です。 私の世代(1976年生まれ)は1990年に14歳,95年に19歳になります。後者は,大学進学などの移動が起きた後になりますので,前者の数をして,流出入前の初期人口とみなすことにしましょう。私の郷里の鹿児島でいうと,その数,26990人です。 それから20年後の2010年には,われわれの世代は34歳にな