2017年11月2日、中国のポータルサイト・今日頭条に、中国鉄路総公司が大幅な赤字であることを伝える記事が掲載された。 先日、中国鉄路総公司の2017年第3四半期の財務報告が発表された。それによると、2017年9月30日までで、中国鉄路の総資産額は7兆4502億5000万元(約128兆円)で、総負債額は4兆8250億元(約83兆円)だった。2017年第3四半期までの営業利益は366億3100万元(約6300億円)で、税引き後の損失は11億4000万元(約196億円)となった。 記事は、負債額4兆8250億元は、負債率でいうと64.74%で、この3年間ほとんど変わっていないと指摘。中国鉄路はこれまで、毎年6000億元(約1兆円)のペースで新路線建設のため投資してきたが、昨年からは新規建設距離数が大幅に減少しており、負債率だけが変わらない状況だと分析した。 ではなぜ中国鉄路は損失を出しているの