高尾山がミシュランの三ツ星観光地に選ばれてから、年間の登山者数は、260万人を超える。標高599メートルの低山だが、富士山や世界5大陸の最高峰であるエベレストやマッキンリーを越え、世界一登山客が多い山となった。紅葉シーズンは、さらに人出が増すだろう。都心からのアクセスが良く、大都市近郊に豊かな自然が溢れている点が、人気の理由だが、同じ条件の山は、ほかにもたくさんある。まずは、高尾山の“兄貴”のような山、同じく京王『高尾』駅、JR『高尾』駅が登山の出発点となる、『陣馬山』を紹介したい。出かける際は、靴や雨具などしっかり登山に適した装備をし、必ず地図を持ち、単独登山は避けてほしい。 東京都八王子市『陣馬山』 神奈川県と東京都との都県境にそびえる標高857メートルの山。高尾山の山頂から、西に向かって延びる山道があり、そこから2つの山と4つの峠を越えて辿り着くのが、陣馬山だ。国土交通省の『関東の富