来てほしい気持ちが筆を走らせる 鉄道会社が作る路線図(メジャー)は、自社の鉄道路線がどこを走っているかを示している。複数の路線があればそれを網羅するのが当然だ。だってみんなに乗ってほしいから。 対して、鉄道会社以外が作る路線図(インディーズ)は、「ある場所」を案内するために描かれている。1点にフォーカスが集中していると思ってほしい。 となると、「ある場所」に来てほしければ来てほしいほど、路線図に描かれる範囲が広くなる傾向がある。だってみんなに来てほしいから。 その熱量が、観光協会が作るインディーズ路線図を魅力的にする。 大阪観光局の「関西の全路線ネットワーク」より。 例えば大阪観光局の「関西の全路線ネットワーク」は、大阪を中心にJR・私鉄・地下鉄が全部1枚の路線図に載っている。 2つの空港に新幹線、金剛山ロープウェイ、万博開催予定地の夢洲までカバー。苦心して梅田周辺の駅をつなげているところ
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