競技人口の激減が響き、経営難にあえいでいるスキー場は全国に数多い。「レジャー白書」によれば、スキー場のリフトやゴンドラの収入は1993年に1510億円でピークをつけた後、減少の一途をたどり、2010年には540億円まで落ち込んだ。その後も底ばいの状況が続いている。 そんな中、2006年に底を打ち、入場者数がうなぎのぼりに伸びているスキー場がある。JR東日本が運営するGALA湯沢スキー場だ。上越新幹線のガーラ湯沢駅と直結し、首都圏からの所要時間はわずか75分。日帰りできるスキー場として人気が高い。 JR東日本として初のリゾート開発 GALA湯沢がある新潟県湯沢町は、スキーヤーの聖地として知られる。町内には、西武グループが運営する苗場スキー場のほか、岩原、湯沢高原など多くの人気スキー場がある。 そこへ1990年に参入したのがGALA湯沢だ。「上越新幹線・越後湯沢駅に隣接する保線基地の裏山をスキ