自由な発言で知られるパキスタンの人気女優、ベーナ・マリクさんが、インドの男性誌「FHM」でヌードを披露し、国内の保守派から「国の恥だ」「イスラム教徒の面汚し」などと批判を浴びている。あらわな姿のマリクさんの腕には、インドでのテロを支援しているとされるパキスタン軍の情報機関、3軍統合情報部の略称「ISI」の文字が刻まれている。インドと3回の戦争を闘ってきたパキスタンの“愛国者”の怒りに火をつけた形だ。(SANKEI EXPRESS) AP通信が3日伝えたところによると、FHM12月号に掲載されるマリクさんのヌード写真の一部が先週、FHMの電子版に掲載され、インターネット上に流出。これを見た保守派から怒りの声が上がった。 イスラム法学者のアブドゥル・カウィー師は3日、地元テレビ局に対し、「(ヒンドゥー教徒が多数を占めるインドでの)マリクさんの行為は、すべてのイスラム教徒の名誉を傷つけるものだ」