スーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500」の最新版が2017年11月13日(米国時間)に発表された(発表資料)。1位、2位は前回までと同様に中国の「Sunway TaihuLight」と「Tianhe-2(天河2号)」がそれぞれ占め、3位のスイス「Piz Daint」も前回と同じだった(関連記事)。性能の計測値(Rmax)も前回と変わらない。Tianhe-2は、中国製アクセラレーターを利用した改良版の開発が進んでいるが、今回のランキングには間に合わなかったようだ(関連記事)。 その中で目を引くのが、日本のベンチャー企業PEZY Computingと、そのグループ企業が開発するスパコンの躍進ぶりだ。PEZYグループが開発を手掛け、海洋研究開発機構(JAMSTEC)横浜研究所設置された「Gyoukou(暁光)」がTOP500の4位につけた。Rmaxは19.14PFLOPSと、3位の